エバタのロック』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

音楽業界の裏側を舞台に、かつてロックバンドで鳴らしたギタリスト・江波田が、いまはしがない音楽ライターとして日々を送る。華やかなステージの記憶と、原稿料に追われる現実。かつての仲間たちはどこへ行き、自分はなぜここにいるのか……。

『ビッグコミックスピリッツ』で2010年から2012年まで連載された本作は、室井大資が音楽業界の光と影を描き切った代表作だ。第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞という実績が示すとおり、音楽マンガでありながら音を鳴らさない。ライブシーンの迫力ではなく、ライブ後の楽屋や、締め切り前の仕事場や、かつての仲間との再会で生まれる空気を、淡々と、しかし確かな筆致で掬い取る。主人公の江波田は決して成功者ではない。だが彼の目を通して見える業界の日常には、誇張のないリアリティと、どこか可笑しみが宿っている。音楽で食っていくことの難しさ、それでも音楽から離れられない人間の業が、ユーモアと切なさを同居させながら描かれていく。

既刊4巻。音楽を愛するすべての人へ、この作品は問いかけます。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。

音楽業界を舞台にした作品なんですが、これがまあ、他のバンドものとは全く違うんです。ステージで輝くスターの物語じゃない。裏方の、泥臭い、でもどうしようもなく愛おしい人間たちの話なんですよ。

室井大資という作家は、音楽業界の「リアル」を知っている人なんでしょうね。華やかに見える世界の裏側で、どれだけの人が必死に汗かいて、笑って、傷ついて、それでも諦めきれずにいるのか。その空気感が、1コマ1コマから滲み出てくるんです。ドラマとコメディが絶妙に混ざり合って、読んでいると胸が熱くなる場面と、思わず吹き出す場面が交互にやってくる。

青年誌ならではの容赦ない視点で、夢と現実の狭間でもがく人たちを描いているんですが、そこに妙な優しさがあるんですよね。「音楽が好き」という、たったそれだけの理由で人生を賭けている人間たちの、不器用で、バカみたいで、でも眩しい姿に、きっとあなたも引き込まれます。

既刊4巻。一気読みできる巻数なのに、読後にずっと余韻が残る作品です。音楽好きな人はもちろん、何かに本気になったことがある全ての人に、ぜひ手に取ってほしいんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『エバタのロック』は全何巻?

全4巻で完結済みです。