アンナ・コムネナ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

11世紀末、東ローマ帝国。皇帝アレクシオス1世の長女として生まれたアンナ・コムネナは、幼い頃から学問を愛し、歴史書の編纂に情熱を注いだ。しかし彼女が生きたのは、十字軍の到来と帝国の動揺、そして皇位継承を巡る宮廷の暗闘が渦巻く時代である。女性でありながら帝位を望み、学者として父の治世を記録しようとした彼女の人生は、一体どのような軌跡を描いたのか……。

SATO Futabaは、女性歴史家を主人公に据えた作品を手がけてきた作家だ。本作はその代表作であり、第1回歴史漫画大賞を受賞している。東ローマ帝国という日本ではなじみの薄い舞台を選びながらも、権力と知性、家族の情愛と政治的野心が交錯する人間ドラマとして読ませる手腕は見事です。アンナという実在の人物が残した史書『アレクシアス』を下敷きにしつつ、彼女の内面と時代の空気を丁寧に掬い上げる。華やかな宮廷生活の裏にある緊張、学問への渇望と皇位継承への執着。そうした多層的な人物造形が、この作品を単なる歴史教材ではなく、血の通った物語へと昇華させています。

既刊6巻。歴史に名を残した女性の、野心と挫折の記録を追体験できる作品です。

まだ読んでいないあなたへ

歴史の教科書に1行しか載らなかった女性が、実は歴史書を書いた当事者だったとしたら。

11世紀ビザンツ帝国の皇女アンナ・コムネナ。父の治世を記録した史書『アレクシアス』を著したこの女性は、単なる記録者ではなく、権力闘争の渦中にいた政治家であり、学者であり、娘であり、妻でもあったんです。この漫画は、彼女が何を見て、何を選び、なぜ書き残そうとしたのかを、静かに、しかし確かな熱量で描き出します。

宮廷での駆け引き、父への敬愛と複雑な感情、学問への情熱。派手な戦闘シーンも劇的な恋愛もないのに、ページをめくる手が止まらなくなる理由は、この作品が「歴史を生きた一人の人間」を解像度高く捉えているからなんです。歴史の教科書には書かれない、でも確実に存在した感情と選択の積み重ね。

SATO Futabaが描くのは、歴史上の偉人ではなく、歴史を記録しようとした一人の女性の日常と葛藤です。第1回歴史漫画大賞受賞作。既刊6巻。

「歴史書を書く」という行為が、これほど人間的で、これほど切実なものだったのかと気づかされる作品です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『アンナ・コムネナ』は全何巻?

全6巻で完結済みです。