アクタージュ act-age』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

貧困に喘ぐ天才少女が、演技の世界で頭角を現していく。主人公は類まれな才能を持ちながらも、家計を支えるため映画のエキストラで日銭を稼ぐ日々を送っている。ある日、彼女の異質な演技力が映画監督の目に留まり、女優としての道が開かれる。果たして彼女は、芸能界という舞台でどこまで駆け上がるのか……。

週刊少年ジャンプで2018年から2020年まで連載された本作は、同誌では珍しい「演技」をテーマに据えた作品です。次にくるマンガ大賞で第5位を獲得し、原作・マツキタツヤ、作画・宇佐崎しろという分業体制で制作されました。演技という、目に見えにくい内面の変化を漫画でどう表現するか。本作はその難題に対し、登場人物の心理描写と宇佐崎氏の繊細な作画で応えている。才能と貧困、芸術と現実という二律背反を抱えた主人公の成長を、少年誌らしい熱量で描き切った点が評価されたのだろう。

既刊12巻。連載終了から時を経た今も、「演技漫画」という稀有なジャンルを開拓した作品として記憶される一作です。

まだ読んでいないあなたへ

既刊12巻で止まった演技漫画です。

主人公の夜凪景は、圧倒的な才能を持ちながら演技の基礎を何一つ知らない少女なんです。彼女の武器は「メソッド演技」。役になりきるというレベルを超えて、役と自分の境界が溶けてしまうほど没入する。その演技は、共演者を震え上がらせ、現場の空気を一変させ、観る者の心臓を鷲掴みにします。

でもこの物語の本当の凄みは、「天才」の孤独と痛みを描き切っている点なんです。夜凪の才能は祝福であると同時に呪いでもある。役に入り込みすぎて現実に戻れなくなる恐怖、周囲と温度差が生まれる苦しさ、そして自分の感情と役の感情がわからなくなる混乱。天才を美化せず、その代償まで真正面から描いています。

週刊少年ジャンプで演技を題材に選んだ時点で挑戦的なのに、バトルも恋愛も二の次にして「表現すること」の本質を追求し続けた作品です。映画撮影の現場、舞台稽古の緊張感、演出家との対峙——どの場面も、創作に関わる人間なら身を乗り出さずにいられない濃度で描かれています。

作者の逮捕により未完のまま終わった作品ですが、既刊12巻の中には確かに輝きがあります。この濃密な12巻を、あなたはどう受け止めるでしょうか。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『アクタージュ act-age』は全何巻?

現在12巻まで刊行中です。