『よんでますよ、アザゼルさん。』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
探偵事務所を営む芥辺は、依頼を達成するため、悪魔を召喚し契約を結ぶという裏稼業に手を染めていた。だが呼び出されるのは、グリモワールに記された威厳ある魔王ではない。好色で下品な淫欲の悪魔・アザゼル、几帳面すぎて融通の利かないベルゼブブ。彼らは人間界で欲望を満たすことしか頭になく、芥辺の指示を無視しては騒動を引き起こす。契約という名の主従関係は、いつしか悪魔と振り回される人間というねじれた日常へと変貌していく……。
久保保久が「イブニング」で連載した本作は、悪魔召喚という設定を徹底的にコメディへと落とし込んだ異色作だ。探偵ものでありながら、事件解決の過程で悪魔たちが繰り広げるドタバタが本題となり、依頼内容そのものは背景に退く。下ネタと暴力描写を惜しみなく投入しながらも、キャラクターの造形が緻密で、悪魔それぞれの能力設定が物語の展開に巧妙に絡む構造は見事です。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2011年にはProduction I.Gによるアニメ化、2015年には実写映画化と、メディア展開も多岐にわたった。海外でもアメリカ、フランス、ドイツなどで翻訳され、その笑いは言語を超えて受け入れられている。
悪魔との取引に憧れを抱く者がいるなら、本作はその幻想を容赦なく打ち砕きます。既刊16巻、笑いと混沌に満ちた召喚劇をぜひ。
まだ読んでいないあなたへ
悪魔召喚、って聞くとどんな光景を想像しますか?
この作品に出てくる悪魔は、契約した人間の願いを叶える力を持ってるんですけど、その代償がとんでもなく重いんです。しかも、召喚された悪魔たちときたら、下品で、卑怯で、欲望に正直すぎて、神話や伝説で語られる威厳なんて微塵もない。主人公の芥辺が勤める探偵事務所には、そんな悪魔を使役して人間の悩みを解決する所長がいるんですが、毎回現場は予想外の方向に転がっていくんです。
特にアザゼルという悪魔がもう最低で最高なんですよ。見た目は可愛い小動物なのに、口を開けばゲスの極み。人間の欲望を煽る淫欲の悪魔なんですけど、本人が一番欲望に忠実で、芥辺にボコボコに殴られるのが日常茶飯事。でもそのやり取りが妙に癖になるんです。
久保保久さんの絵は、可愛らしい絵柄なのに容赦なく下ネタとバイオレンスをぶち込んでくるギャップが凄まじくて。文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞してるんですけど、読んでみると「これが?」って驚くはずです。いい意味で。
探偵ものとしてのミステリ要素もちゃんとあって、依頼人の背景や人間関係が複雑に絡み合ってるんです。ただ、その謎を解く手段が「悪魔召喚」だから、毎回想定外の混沌が待ってる。
既刊16巻、アニメ化も実写映画化もされた作品です。笑えるのに後味が妙に苦い、そんな読後感を味わいたいなら、ぜひ手に取ってみてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『よんでますよ、アザゼルさん。』は全何巻?
全16巻で完結済みです。