やおろちの巫女さん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

八百万の神が息づく現代日本を舞台に、神社で暮らす巫女と、彼女を取り巻く神々や人々の日常が静かに綴られる。主人公の巫女は代々神に仕える家系に生まれ、神社の境内で神々と交流しながら穏やかな毎日を送っている。特別な事件が起こるわけではない。ただ、神と人が共にある世界の断片が、四季折々の営みとともに描かれてゆく……。

『ヤングマガジン サード』という、青年誌の中でも実験的な作品を積極的に掲載する場で連載されていたことが、この作品の立ち位置を示しています。ファンタジーでありながら、魔法や冒険とは無縁。神話的な存在と日常が溶け合う空気感を、淡々とした筆致で定着させる試みです。MUTSUKI Mutsuは本作で、派手な展開に頼らず、静謐な時間の積み重ねで読ませる手法を選びました。神々の姿を借りながら描かれるのは、実は変わらない日常の尊さそのものなのです。

既刊4巻、2018年に連載を終えた作品ですが、今読んでも色褪せない独特の余韻があります。喧騒から離れて、神と人が寄り添う時間に浸りたい方へ。

まだ読んでいないあなたへ

神様と暮らす日常って、どんな感じだと思いますか。

この作品、八百万の神々が人間の姿で現代に溶け込んでいる世界を描いているんです。主人公は巫女さんなんですが、彼女が相手にするのは神社で静かに祀られている神様じゃない。コンビニで買い物したり、人間の食べ物に目を輝かせたり、時には子供みたいにはしゃいだりする、妙に人間臭い神様たちなんですよ。

でもね、ファンタジーといっても派手な魔法バトルがあるわけじゃないんです。神様たちはちゃんと神様で、時折見せる超常の力や古の記憶が、日常の中にふっと顔を出す。その瞬間の空気の変わり方が絶妙なんです。さっきまで笑っていた神様の横顔に、何千年も生きてきた存在の影が落ちる。そういう静かな揺らぎが、この作品の一番の魅力なんですよね。

MUTSUKI Mutsuさんの絵は柔らかくて、神様たちの表情がいちいち豊かなんです。既刊4巻というコンパクトさも読みやすい。日常系なのに神話が息づいている、不思議な読後感を味わってみてください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『やおろちの巫女さん』は全何巻?

全4巻で完結済みです。