『もののがたり』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
人に宿る神、付喪神。長い年月を経た器物に宿るとされる霊的存在と、それを祓う者たちの物語。主人公は付喪神に家族を殺された過去を持ち、復讐と憎悪を胸に除霊の道を歩む。だが、彼が出会う付喪神たちは一様に「悪」ではない。人の思いが形を成した存在たち。その境界で揺れる者たちの運命は……。
鬼頭莫宏といえば『ぼくらの』で少年少女に過酷な選択を迫った作家だが、本作でも人と人ならざるものの間に横たわる溝を真正面から描く。付喪神というモチーフ自体は古典的ですが、ここでは単なる妖怪譚に終わらない。家族を奪われた者の憎しみ、それでも生きる者への慈しみ、そして死者の記憶を宿す存在への複雑な感情。これらが緻密な作画と共に積み重ねられていく構成は、第1回MANGA大賞受賞も納得の完成度だ。アクションとドラマが絶妙に配合され、読者を物語の深部へ引き込んでいきます。
付喪神を巡る愛憎劇は、既刊16巻。アニメ化、実写映画化もされた本作を、まだ手に取っていないのであれば、それは損失です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊16巻。
第1回MANGA大賞受賞作なんです。
モノには魂が宿る。百年使い続けた道具に命が宿り「つくもがみ」となる――そんな日本古来の信仰を骨格に、鬼頭莫宏が描き出すのは除霊師と付喪神の、憎しみと赦しの物語なんですよ。主人公は家族を付喪神に殺された過去を持つ青年。彼にとって付喪神は全て討つべき敵。だけど彼が出会うのは、人を愛し人に愛される付喪神たちで。
ここに出てくる付喪神は、ただの化け物じゃないんです。長い時を経て人の想いを宿したモノたち。彼らは笑い、怒り、泣き、そして誰かを守ろうとする。主人公の憎悪と、目の前にいる「敵」の人間くささが正面衝突したとき、読んでいるこちらの胸も引き裂かれるんですよ。
鬼頭莫宏の緻密な作画が、付喪神それぞれの姿形に説得力を与えています。刀も鏡も琴も、みんな違う顔で違う心を持っている。アクションシーンの迫力はもちろん、キャラクターの表情一つで感情の揺れが伝わってくる画力なんです。
死者の家族を背負った者は、どう生きるのか。憎しみは消えないまま、それでも前に進めるのか。答えは16巻分の物語の中に、丁寧に紡がれています。アニメ化も映画化もされた、この「もののがたり」、手に取ってみてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『もののがたり』は全何巻?
全16巻で完結済みです。