めしにしましょう』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

漫画家の日常を、飯を軸に描く。それが本作の主軸だ。主人公は漫画家。アシスタントや編集者との打ち合わせ、ネーム作業、締め切りに追われる日々。その合間に「めしにしましょう」と手を止め、簡単な料理を作る。特別な料理ではない。冷蔵庫にあるもので、手早く、腹を満たすための飯。それを食べて、また仕事に戻る……。

小林道夢は本作が代表作となる作家だが、その筆致には無駄がない。漫画制作の現場をリアルに描きつつ、料理という行為を通して「働く人間の息継ぎ」を浮かび上がらせている。グルメ漫画にありがちな大仰な感動も、ドラマチックな展開もない。あるのは、仕事の合間に飯を作り、食べ、また仕事に戻るという淡々としたサイクルだ。しかしその淡々とした描写こそが、働く者の日常に深く刺さる。料理は息抜きであり、生きるための燃料補給であり、ささやかな喜びでもある。その等身大の描き方が、妙にリアルで心地よい。

「イブニング」連載で既刊8巻。漫画家という職業の内側を覗きながら、日々の食事のありがたさを再確認できる一作です。

まだ読んでいないあなたへ

漫画家が「めしの時間」を死守する話です。

小林道夢さんが描くこの作品、主人公は漫画家なんですよ。で、漫画家って締め切りに追われて食事なんて二の次三の次になりがちじゃないですか。でもこの人は違うんです。どんなに忙しくても、どんなに原稿が迫っていても、「めしにしましょう」って一旦手を止めてちゃんと食べるんです。

これがね、ただの食事漫画じゃないんですよ。漫画制作の現場のリアルな空気感と、そこに流れる日常の時間が絶妙に混ざり合ってるんです。アシスタントさんとの会話、編集さんとのやりとり、そういう制作現場の「間」みたいなものが、食事の場面を通して浮かび上がってくる。

作者自身が漫画家だから描ける、この説得力。原稿用紙に向かう手を止めて、今日は何を食べようかって考える瞬間の、あの小さな幸福感。それを丁寧にすくい取ってるんです。

「イブニング」で連載中、既刊8巻。食べることを大切にするって、つまり生きることを大切にするってことなんだなって、この作品を読むと気づかされるんですよね。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『めしにしましょう』は全何巻?

現在8巻まで刊行中です。