ぼくらの』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

海辺の自然学校で出会った15人の少年少女が、謎の巨大ロボット「ジアース」の操縦者として選ばれてしまう。契約は一度結ばれれば解除できない。彼らは順番にパイロットとなり、地球を守るため敵と戦わなければならない。ただし、戦いの果てに待つものは……。

鬼頭莫宏は「鉄のラインバレル」でも知られる作家だが、本作はそれとは対極にある陰影を纏っている。「IKKI」という青年誌の懐の深さを象徴するかのような、徹底的に読者を不安にさせる構造。一見すると少年少女とロボットという王道の組み合わせでありながら、作品が提示するのは勝利の高揚ではなく、戦いそのものの意味への問いかけです。第23回日本メディア芸術祭で優秀賞を受賞したことからも、表層的なエンターテインメントを超えた評価を得ていることがわかる。既刊11巻で一つの物語を完結させたこの作品は、アニメ化・実写映画化を経て海外でも翻訳されるなど、国際的にも注目された。

覚悟のない者には読めない漫画がある。これはその一つです。

まだ読んでいないあなたへ

全11巻で、子どもたちの命が使い捨てられていくんです。

自然学校に集まった中学1年生15人が、海辺の洞窟で巨大ロボット「ジアース」と契約を結ぶところから物語は始まります。地球を守るため、敵を倒すため、一人ずつ順番にパイロットになる――その代償が「死」だと知るのは、最初の仲間が操縦席で消えた後なんです。勝っても負けても、操縦者は必ず死ぬ。逃げることも拒むこともできない。次は誰の番か分からない恐怖の中で、子どもたちは自分の「順番」が来るのを待つしかない。

この作品が突きつけるのは、生き死にの前で剥き出しになる人間の本質です。残された時間で家族に何を言うのか、誰を守ろうとするのか、あるいは憎しみに囚われるのか。ある子は妹のために、ある子は復讐のために、ある子は何も残せないまま戦闘に呑まれていく。一人ひとりの「最期の物語」が、容赦なく、でも丁寧に描かれていくんです。

鬼頭莫宏が問いかけているのは、命の重さなんて簡単に語れないということ。綺麗事では救えない現実があって、それでも子どもたちはそれぞれの答えを出そうとする。その姿が、読んでいて胸を締めつけられるほど切実で、目を逸らせなくなるんです。

日本メディア芸術祭優秀賞受賞作。アニメ化も実写映画化もされましたが、原作でしか味わえない静かな絶望と祈りがあります。読み終えた後、生きていることの意味を考えずにいられなくなる、そういう作品なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ぼくらの』は全何巻?

全11巻で完結済みです。