『ぼくの好きな人が好きな人』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
部活に青春を捧げる高校生たちの日常。主人公が密かに想いを寄せる相手は、別の誰かに恋をしている。報われない片思いを抱えながら、それでも彼は彼女のそばにいることを選ぶ——。
青井セキナ(原作)とつづら涼(作画)がタッグを組んだ本作は、白泉社「ヤングアニマルZERO」で2022年から連載中、既刊5巻。青井の描く青春の機微と、つづら涼の繊細な作画が、ままならない恋心の揺れ動きを丁寧にすくい取ります。片思いを題材にした作品は数多くあれど、本作が際立つのは、その「報われなさ」を安易にドラマ化せず、日常の延長として描き続ける構成力。煌びやかな学園行事も劇的な告白シーンもなく、ただ部活と放課後が淡々と過ぎていく。その中で、主人公の感情だけが静かに蓄積していく——この「何も起きない切なさ」の描写に、青井の作家性が色濃く出ています。
既刊5巻、この先どこへ向かうのか誰にも分からない。それでも読み続けてしまうのは、この作品が「恋の行方」ではなく「恋をしている時間」そのものを描いているからです。
まだ読んでいないあなたへ
好きな人の好きな人を、好きになってしまった。
この一文だけで胸が苦しくなる人、いるんじゃないですか。恋愛って、どうしてこんなに不器用で、ままならないんでしょうね。『ぼくの好きな人が好きな人』は、そんな誰もが一度は経験したことのある、あるいは想像しただけで切なくなる三角関係を、コメディとロマンスで包んで描いた青春漫画なんです。
原作・青井セキナ、作画・つづら涼。このタッグが紡ぎ出すのは、部活動を舞台にした等身大の青春群像劇です。好きな人が別の人に夢中になっている。その事実を知っていながら、どうしても諦められない。そんな主人公の葛藤が、つづら涼の繊細な作画を通じて、まるで自分の記憶を掘り起こされるように迫ってくるんですよ。
笑えるのに泣けて、甘酸っぱいのに苦い。コメディだから軽く読めるかと思いきや、ふとした瞬間に心の奥を抉られる。恋愛のリアルな痛みと、それでも前を向こうとする若さの眩しさが、ページをめくる手を止めさせないんです。
既刊5巻。まだ物語の途中です。誰かを好きになるって、こんなにも複雑で、こんなにも美しいものだったんだと、思い出させてくれる作品です。あの頃の自分に会いたくなったら、ぜひ手に取ってみてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ぼくの好きな人が好きな人』は全何巻?
現在5巻まで刊行中です。