『へうげもの』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
戦国の世、武功と出世を望みながら、一方で名物茶器に心奪われる男がいた。織田信長、豊臣秀吉に仕えた武将・古田織部。武士として生きるべきか、数寄者として美を追うべきか。天下取りの荒波の中で、織部は「武」と「美」の狭間で揺れ動く。茶の湯が政治と結びつき、一つの茶碗が戦の火種となる時代。この男は何を選び、何を残すのか……。
山田芳裕が「モーニング」に放った本作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を二度受賞した異色の歴史漫画です。戦国時代を舞台にしながら、刀と槍ではなく茶器と美意識を中心に据えたこの視点は、当時のジャンルに新風を吹き込みました。織部の人物造形が秀逸で、武功を立てたいという野心と、美しい器を前にして我を忘れる数寄者の顔。このふたつが同居する矛盾こそが、彼を血の通った人間として描き出している。信長の圧倒的な存在感、秀吉の老獪さ、千利休の求道者ぶりも見事ですが、何より織部という「迷う男」の造形に説得力がある。
既刊25巻。戦国時代に新たな切り口を求めるなら、ここに答えがあります。
まだ読んでいないあなたへ
既刊25巻。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を2度受賞している異色の戦国漫画です。
主人公は織田信長でも豊臣秀吉でもない。古田織部という、茶の湯を究めた武将なんです。戦国の世で命をかけて戦う一方で、茶碗一つに狂喜乱舞し、名物の茶器を手に入れるためなら何でもする。この男、戦場での手柄よりも、美しい器を前にした時の方が目の色が変わるんですよ。
「武」と「美」、どちらも譲れない。その二つの間で揺れ動く織部の生き様が、笑えて、切なくて、そしてとてつもなく人間臭い。信長、秀吉、利休、家康といった歴史の大物たちが織部の周りに集まり、それぞれの美学をぶつけ合う場面では、刀ではなく美意識で斬り合っているような緊張感があります。
山田芳裕の描く戦国時代は、教科書で習った歴史とは全く違う顔を見せるんです。武将たちが茶室で見せる素顔、名品を巡る駆け引き、美を追求するあまり狂気すれすれまでいってしまう人間の業。コメディタッチで描かれながらも、そこには確かな人間ドラマがある。
既成概念をひっくり返す戦国時代を、ぜひ味わってください。
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よくある質問
『へうげもの』は全何巻?
全25巻で完結済みです。