『ふつつか者の兄ですが』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
ある日突然、高校生の妹のもとに、疎遠だった兄が帰ってくる。父親の死をきっかけに再会した兄妹は、ぎこちない同居生活を始めることになった。兄は不器用で、妹は素直になれない。壊れかけた家族の関係を、二人は少しずつ、修復していく——。
日暮キノコが「モーニング・ツー」で描いたこの作品は、家族の再生を静かに見つめる青年向けドラマだ。第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞し、2020年には映画化もされている。派手な展開はない。ただ、日常の些細なやりとりの中に、人と人がすれ違い、歩み寄ろうとする瞬間を丁寧に切り取っていく。言葉にならない感情を、行動や表情で伝える演出が巧みで、読者はページをめくるたび、二人の距離が少しずつ縮まっていくのを実感する。家族というテーマを扱いながら、説教臭さは一切ない。ただ、人間の不器用さと優しさを、等身大で描き出しているのです。
既刊6巻。壊れた関係を取り戻す過程を、静かに見守りたい方にお勧めします。
まだ読んでいないあなたへ
全6巻完結。
文化庁メディア芸術祭新人賞受賞作。
両親を事故で亡くした姉と、突然その保護者になった弟。この設定だけ聞くと重苦しい話に思えるかもしれませんが、全然違うんです。兄と妹じゃなくて、姉と弟。しかも弟が保護者。この逆転が、ありふれた「家族再生もの」を、誰も見たことのない景色に変えてしまったんですよ。
保護者になった弟は高校生で、姉は大学生。年上の姉の面倒を見るって、想像してみてください。お姉ちゃんの恋愛に口を出し、生活態度を注意し、門限を設ける。普通なら笑い話で終わりそうなこの関係が、この作品では切実なんです。なぜなら彼らには、もう頼れる大人が誰もいないから。
日常のひとコマひとコマが、愛おしくて少し痛い。朝ごはんの準備、洗濯物の取り込み、何気ない会話。そんな些細な瞬間に、失ったものの大きさと、それでも続いていく日々の重みが滲み出てくるんです。泣かせようとしていないのに胸が詰まる。笑わせようとしていないのにクスッとなる。
モーニング・ツーという青年誌で連載され、映画化までされた作品です。派手な展開も魔法のような救いもありません。でも、本当に人の心を動かす物語って、こういうものなんじゃないかって思うんです。全6巻で完結しているから、週末に一気読みできますよ。読み終わったとき、きっとあなたの「家族」の見方が少し変わっているはずです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ふつつか者の兄ですが』は全何巻?
全6巻で完結済みです。