『ひゃくえむ。』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
100メートル走。たった10秒そこらで決着がつく競技に、高校生たちは青春のすべてを賭ける。陸上部に所属する少年たちが、それぞれの思惑を抱えながら全国の舞台を目指していく——。
著者の魚豊は、後に『チ。-地球の運動について-』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞する快挙を成し遂げるが、本作はその前にMagazine Pocketで連載されていた初期作品だ。既刊5巻という短い尺の中に、走ることの孤独と仲間との絆、そして勝利への渇望が凝縮されている。スポーツ漫画にありがちな派手な演出や必殺技めいた描写は一切ない。ただ、トラックを駆ける少年たちの息遣いと心の揺れ動きを、静謐な筆致で描き出していく。その抑制された表現こそが、競技の瞬間にかける彼らの熱量を際立たせるのです。
2025年にアニメ化され、Netflixで世界配信が開始された本作は、翌年には全世界初登場6位を記録しました。短距離走という普遍的な題材が、国境を越えて支持される力を持つことを証明した一作です。
まだ読んでいないあなたへ
全5巻で完結。
でも、この作品の重さは巻数じゃ測れないんです。
走る理由なんて、最初は「なんとなく速かったから」で十分だったはずなんです。でも100メートルを本気で走り続けた先に、そんな軽さでは耐えられない何かが待っている。『チ。-地球の運動について-』で史上最年少・手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した魚豊が描くのは、たった10秒の世界で命を削る少年たちの物語です。
陸上競技って、誰かと協力するわけでもない。チームプレイもない。スタートラインに並んだ瞬間、隣のやつは全員敵なんですよ。そんな孤独な競技で、それでも仲間を求めてしまう矛盾。勝ちたい気持ちと、大切な誰かを応援したい気持ちが同時に胸を焼く瞬間。この作品はそういう引き裂かれた感情を、容赦なく突きつけてくるんです。
努力すれば報われるなんて綺麗事は、ここにはありません。才能の壁も、限界も、全部そのまま描かれる。でもだからこそ、コンマ何秒を削るために積み重ねた時間の尊さが、ページから滲み出してくるんです。
Netflix全世界配信で初登場6位を記録したのも納得の熱量です。読み終えた後、無意識に自分も走り出したくなる。そんな作品に出会えることって、そうそうないんですよ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ひゃくえむ。』は全何巻?
全5巻で完結済みです。