『はなものがたり』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
過去に何かを失い、再び歩き出そうとする女性たちの物語。主人公は、かつての自分と決別し、新しい場所で新しい関係を築こうとする。彼女の前に現れるのは、同じように傷を抱えながらも、それでも日常を生きようとする人々だ。何気ない会話、些細な仕草、ふとした瞬間に交わされる視線——日常の断片が積み重なり、やがて二人の距離は少しずつ縮まっていく。
schwinnは本作『はなものがたり』でデビューし、第1回百合姫コミック大賞を受賞した。Comic Flapperでの連載は2018年から2020年にかけて行われ、既刊3巻という分量ながら、その完成度の高さは百合というジャンルの枠を超えて評価されている。この作品が優れているのは、関係性の変化を説明的なセリフに頼らず、コマ割りと表情の微細な変化だけで描き切る構成力にある。何が起きたのか、何が変わったのかは、読者自身が画面から読み取らなければならない。その不親切さこそが、作品に奥行きを与えている。英語版が海外で出版され、言語の壁を越えて支持を得ているのも、この「語らない強さ」が普遍性を持つからだろう。
再出発を描く物語は多いですが、ここまで静かに、それでいて確かな手応えを残す作品は稀です。読み終えたあと、何かが変わったような気がする——その感覚を、ぜひ体験してみてください。
まだ読んでいないあなたへ
第1回百合姫コミック大賞、大賞受賞作。
人生に失敗した、と思ったことはありますか。仕事で、恋愛で、人間関係で、何もかもうまくいかず、自分には価値がないと思い込んでしまった経験が。「はなものがたり」は、そんな傷ついた心を、花のように静かに、けれど確実に癒してくれる作品なんです。
主人公は再出発を決めた女性。彼女の日常には、劇的な事件も派手な展開もありません。けれど、そこにある小さな出会いと、ささやかな変化の一つ一つが、読んでいる私たちの胸に染み入ってくる。ページをめくるごとに、自分も少しずつ前を向けるような、そんな不思議な力を持った物語です。
schwinnが描くのは、自己肯定感を失った人間が、もう一度自分を許し、他者との関係を結び直していく過程。その繊細な心の機微を、優しい筆致で掬い取っていく。誰かに寄り添ってもらうことの温かさ、自分を受け入れてもらえる安心感——それがどれほど人を救うか、この作品は教えてくれるんです。
Comic Flapperで連載され、海外でも英語版が出版されるなど、国境を越えて支持されているのは、描かれているテーマが普遍的だから。傷ついた経験のある人なら、誰もがこの作品に自分を重ねられる。
既刊3巻。静かで、優しくて、でも確かに人生を肯定してくれる。そんな物語を、今のあなたに手渡したいんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『はなものがたり』は全何巻?
全3巻で完結済みです。