『はなにあらし』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
女子高生の花と嵐、二人の距離が縮まるのは教室でも放課後でもなく、誰も知らない「秘密の関係」としてだった。友達として過ごす日常と、二人だけが知る特別な時間。その境界線は、高校生活が進むにつれて少しずつ曖昧になっていく……。
第1回百合姫コミック大賞を受賞し、Sunday Web Everyで連載されたKOBACHI Rukaによる百合作品である。百合というジャンルにおいて、友人関係から恋愛感情への移行を描く作品は数多くあるが、本作が際立つのは「秘密の関係」という設定を軸に据えた点だ。表向きは友達、しかし誰も知らない場所では恋人として過ごす。この二重構造が、キャラクターの心理に繊細な揺らぎを生む。身長差のあるヒロインたちの造形も視覚的な魅力を高めており、スクールライフの何気ない日常を切り取るスライス・オブ・ライフの手法と相まって、読者は彼女たちの関係性の変化を静かに見守ることになる。KOBACHI Rukaの丁寧なキャラクター描写が、友情と恋愛の境界を揺さぶる瞬間を確かに捉えている。
既刊13巻、英語版はVIZ Mediaから刊行され海外でも評価された本作。友達以上、恋人未満ではない。彼女たちはもう、そこを越えている。その先を見届けてください。
まだ読んでいないあなたへ
第1回百合姫コミック大賞・大賞受賞作。
友達だった二人が、ある日を境に「それ以上」になる瞬間を、これほど繊細に描いた作品を私は他に知りません。高身長の花と、小柄な嵐。誰もが羨む「親友」だった彼女たちの関係が、ほんの少しずつ、でも確実に変わっていく過程が、胸を締め付けるんです。
すごいのは、誰にも言えない秘密を抱えた二人の心の揺れを、表情のわずかな変化や、言葉にならない間で見せてくれるところ。教室で、放課後で、いつもと同じ場所なのに、視線が合う意味が違ってくる。その変化を読者は息を詰めて見守ることになります。
身長差のある二人だからこそ生まれる構図の美しさも見どころです。見上げる、見下ろす、その角度が変わるたび、距離感が変わるたび、関係性が浮き彫りになる。絵だけで心情を語る力がこの作家にはあるんですよ。
「友達でいたい」と「もっと近くにいたい」の間で揺れる時間。その切なさと尊さを、全13巻かけてじっくり描き切った作品です。VIZ Mediaから英語版が出ているのも納得の、世界に届けたい繊細さがここにあります。
百合を読んだことがない人にこそ、手に取ってほしい一作です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『はなにあらし』は全何巻?
全13巻で完結済みです。