『はちみつとクローバー』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
美大を舞台に、才能と恋と進路に揺れる若者たちの群像劇。竹本、真山、森田の三人は同じアパートに住む美大生。ある日、竹本は花本先生が連れてきた小柄な少女・花本はぐみに一目惚れする。だが真山には片想いの相手がおり、森田ははぐみに奇妙な執着を見せ始める。自分の才能に自信が持てない者、圧倒的な才能を持つ者、才能を認められながら居場所を見つけられない者。創作の現場で生きる人間たちの、痛いほどリアルな葛藤が交錯していく……。
羽海野チカのデビュー作でありながら、第27回講談社漫画賞少女部門を受賞した本作は、恋愛漫画の枠を軽々と超えていきます。青春群像劇というジャンルにおいて、これほど「報われない想い」を誠実に描ききった作品は稀でしょう。誰かを想う気持ちが必ずしも実を結ばないこと、才能の有無が人生を分かつ残酷さ、自分の進むべき道を見つける苦しみ。作者はこうした普遍的なテーマを、美大という特殊な環境を通して描き出しています。CUTiE Comicという掲載誌の枠を超え、アニメ化・実写映画化され、海外でも吹き替え版が制作されたのは、この作品が持つ普遍性の証です。後に『3月のライオン』で再び将棋というフィールドを舞台に人間ドラマを紡ぐことになる羽海野チカですが、その原点となる手触りがここにあります。
既刊10巻で完結したこの物語は、今なお多くの読者の心に残り続けています。恋や才能に悩んだことがあるすべての人へ、ぜひ手に取ってほしい一作です。
まだ読んでいないあなたへ
報われない恋をしたことがありますか。
美大を舞台にした青春群像劇なんですが、これ、単なる恋愛漫画じゃないんです。片思いの痛みを、誰かを想う尊さを、これほど丁寧に描いた作品を他に知りません。好きな人が別の誰かを好きで、でもその人のことを応援してしまう。そういう複雑で不器用な感情を、羽海野チカさんは嘘のない線で描き切るんです。
登場人物たちは皆、器用に生きられない人ばかり。恋に、才能に、将来に悩んで、もがいて、それでも前を向こうとする。彼らの葛藤がリアルすぎて、読んでいると自分の大学時代や20代前半の痛みが蘇ってくるんですよ。あの頃の、何者にもなれていない不安や焦りが。
講談社漫画賞を受賞し、アニメ化も実写映画化もされた本作。羽海野さんのデビュー作でありながら、後の「3月のライオン」に通じる圧倒的な人間描写がすでに完成されています。
既刊10巻。一気読みしてください。ラストまで読んだとき、きっとあなたは誰かに優しくなれます。報われなくても、人を好きになることの美しさを信じられるようになるんです。
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よくある質問
『はちみつとクローバー』は全何巻?
全10巻で完結済みです。