はしっこアンサンブル』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

地方の高校に通う少年少女たちが、音楽を通じて自分の居場所を探していく物語だ。彼らは決して華やかなスポットライトを浴びる存在ではない。むしろ教室の「はしっこ」に座るような、目立たない高校生たち。そんな彼らが楽器を手にし、音を重ね、少しずつ変わっていく……。

『げんしけん』で「好きなもの」を軸にした群像劇を描いてきた木尾士目が、今度は音楽をテーマに選んだ。木尾作品の真骨頂は、キャラクターの内面を丁寧に掘り下げる筆致にある。本作でもその強みは健在で、ひとりひとりの悩みや葛藤が、誇張なく、しかし確かな熱量をもって描かれる。音楽漫画というジャンルにおいて、演奏シーンの迫力や天才性の輝きで勝負する作品は多い。だが本作が描くのは、技術や才能ではなく、仲間と音を合わせることで少しずつ自分を肯定していく過程です。第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞したのも、その真摯な姿勢が評価されたからでしょう。

既刊8巻。バンドの音は聞こえなくても、彼らの成長は確かにページから響いてきます。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。

この事実が全てを物語っているんです。

『げんしけん』で学園群像劇の妙を知り尽くしたKIO Shimokuが、今度は音楽というフィールドで若者たちの青春を描き切りました。既刊8巻、2018年から2022年まで『月刊アフタヌーン』で連載された本作は、タイトルの「はしっこ」という言葉に全てが凝縮されているんです。

誰かの物語の中心にいられなかった人間たちが、音を重ねることで初めて「ここにいていい」と思える瞬間。この作品が描くのは、派手な成功物語でも奇跡の大逆転でもありません。ただ、自分の居場所を見つけようともがく若者たちが、音楽という共通言語を通じて少しずつ変わっていく、その繊細で切実な過程なんです。

海外でも多言語翻訳され、音楽と青春をテーマにした作品として欧米の読者からも支持されています。それは、この作品が描く感情が言葉や文化を超えて普遍的だから。「はしっこ」にいる感覚は、世界中どこにでもあるんです。

音楽漫画としても、青春群像劇としても、一級品。でも何より、読後に残るのは「人と人が分かり合える瞬間の尊さ」なんです。静かに、でも確実に心に残る8巻を、ぜひ手に取ってみてください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『はしっこアンサンブル』は全何巻?

全8巻で完結済みです。