『のらみみ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
異世界から突如現れた謎の生物「みみ」と、そのみみを拾った主人公の奇妙な同居生活を描く作品だ。みみは言葉を話さず、何を考えているかもわからない。だが彼らは不思議な力を持ち、時に騒動を巻き起こし、時に周囲の人々を変えていく。主人公はそんなみみたちと暮らしながら、就職活動や日常の悩みに直面する。異世界と現実、非日常と日常が交錯する中で、彼は何を見つけるのか……。
原一雄は『イキガミ』で社会の理不尽を描いた作家として知られるが、本作はそれ以前にIKKIで連載された初期作品である。第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞し、2008年にはマッドハウスによってアニメ化もされた。エピソード形式で綴られる物語は、恋愛を主軸に置かず、むしろ主人公とみみという異質な存在との関係性を丁寧に積み重ねていく。コメディとファンタジーの要素を含みながらも、その根底には「異なる存在と共に生きる」という普遍的なテーマが横たわっています。海外でも広く翻訳され、言語を超えた共感を呼んだ点も見逃せません。
既刊8巻。ただの癒し系ではない、確かな視点を持った異色の青年漫画です。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。
この受賞歴を見て「お堅い作品かな」と思ったら、まず1ページ目で裏切られるんです。主人公は就職活動に悩む青年で、ある日突然、異世界から来た耳の大きな子供を預かることになる。育児マニュアルも何もない。その子がどこから来たのか、なぜここにいるのかも、はっきりしない。でも生活は続くんです。ご飯を作って、一緒に寝て、時にはケンカして。
この作品が凄いのは、異世界ファンタジーの設定を使いながら、描いているのが完全に「今を生きる人間」だということなんです。就活の焦り、他人と暮らす戸惑い、自分が何者かわからない不安。そういう現実の重さを、不思議な子供との日常が、ふっと軽くしてくれる瞬間がある。
原一雄という作家は、後に「イキガミ」で社会の不条理を真正面から描くことになるんですが、この「のらみみ」ではもっと静かに、でも確実に、人が人と繋がる意味を問いかけてくるんですよ。一話完結のエピソードが積み重なって、気づいたら主人公も読者も、少しだけ前に進んでいる。
マッドハウスでアニメ化もされて、海外でも翻訳されている作品です。既刊8巻。派手な展開はないけれど、読み終わった後に残る余韻が、じわじわと効いてくる。そういう漫画を探しているなら、これなんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『のらみみ』は全何巻?
全8巻で完結済みです。