の、ような。』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

高校二年生の春。転校生として新しいクラスに入った少女は、周囲との距離感に戸惑いながらも、日常の小さな出来事を重ねていく。友人関係、家族との会話、些細な選択の連続。彼女が見つめる世界は、誰もが通り過ぎてきた、あるいは今まさに生きている、あの頃の景色そのものだ。

ASO Kaiが「Comic Trail」で連載する本作は、2019年の第1回Comic Trail漫画大賞を受賞した、スライス・オブ・ライフの傑作である。既刊8巻。派手な事件も劇的な転機もない。ただ、高校生活という限られた時間の中で、少女たちが何を感じ、何を選び、どう変わっていくのかを、静かに、しかし確かな筆致で描き続けている。この作品が優れているのは、「何も起きない日常」を退屈にしない構成力だ。セリフの間、視線の交錯、ふとした表情の変化。それらが積み重なることで、読者は登場人物たちの内面に自然と寄り添っていく。女性読者を主な対象としながらも、その普遍性は年齢や性別を超えて響くものがあります。

誰もが経験した、あるいは忘れかけていた感覚を、この作品は静かに呼び覚ましてくれます。

まだ読んでいないあなたへ

既刊8巻、Comic Trail漫画大賞受賞作。

「の、ような。」というタイトル、これ以上ないほど完璧なんです。家族の話なんですけど、血の繋がりとか、理想の親子像とか、そういうはっきりした枠で割り切れないものを描いてるんですよ。「家族のような」でもなく「家族みたい」でもなく、「の、ような。」なんです。この曖昧さが、読んでいくとぐっと胸に迫ってくる。

家族って何だろうって、考えたことありますか。一緒に暮らしてるから家族なのか、助け合うから家族なのか、それとも――。この作品は、答えをくれません。でも読み進めるうちに、自分の中に何かが積もっていくのを感じるんです。ページをめくる手が止まらなくなる理由は、派手な展開があるからじゃない。登場人物たちの日常に、自分が知ってる誰かの影が重なるから。

2019年から連載中で、ASO Kaiさんの筆致は繊細で、でも決して弱くない。学園を舞台にしながら、そこで描かれるのは表面的な青春じゃなくて、一人ひとりが抱えてる重さと、それでも前に進もうとする小さな勇気なんです。

声を荒げることもなく、涙を強要することもなく、静かに心の奥に染み込んでくる。読み終わったあと、誰かに優しくしたくなる作品なんですよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『の、ような。』は全何巻?

現在8巻まで刊行中です。