『の、ような』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
疎遠になっていた姉のもとへ居候することになった高校生の物語。血の繋がった姉妹でありながら、長年離れて暮らしていた二人の距離感は微妙で、同じ屋根の下で暮らし始めても、すれ違いと戸惑いばかりが先に立つ。他人のような、家族のような——その中間地点で揺れる日々を描く。
ASO Kaiが描くのは、ドラマティックな事件ではなく、日常の中に潜む小さな変化だ。Comic Trail誌上で2020年から連載を続ける本作は、第1回女性漫画大賞を受賞し、2025年にはアニメ化、2026年には映画化も決定している。家族や人間関係をテーマにした作風で知られる著者だが、本作で際立つのは「距離感」の繊細な描写である。姉妹という関係性がありながら、互いをどう呼ぶのか、どこまで踏み込んでいいのか——そうした些細な迷いの積み重ねが、読む者の胸を静かに揺さぶる。海外でも翻訳され、特にアジア圏で高評価を得ているのは、この普遍的な「他人と家族の境界線」を丁寧にすくい取っているからだろう。
既刊8巻。ゆっくりと、しかし確実に変化していく二人の関係を、今から追いかけても遅くはありません。
まだ読んでいないあなたへ
第1回女性漫画大賞受賞。
アニメ化に続き、映画化まで決まった作品なんです。
なぜここまで支持されるのか。それは、この漫画が「家族って何だろう」という問いに、教科書的な答えではなく、痛みと温もりの両方を抱えた答えを差し出してくれるからなんですよ。
綺麗事じゃない家族の物語。血の繋がりがあっても分かり合えないこともあるし、逆に他人だったはずの誰かが、いつの間にか自分を支える柱になっていることもある。そういう、誰もが心のどこかで感じている「本当のこと」を、この作品は逃げずに描くんです。
登場人物たちは完璧じゃありません。むしろ不器用で、すれ違って、傷つけ合う。でもそれでも諦めずに、もう一度手を伸ばそうとする瞬間があって、その一歩に胸が詰まるんです。
既刊8巻。1巻ごとに確実に心の奥が掘り下げられていく感覚があって、読み終わるたび、自分の大切な人のことを思い出してしまう。そういう漫画です。
海外でも評価されているのは、この作品が扱っている「絆」が、国境を越えて誰の心にも響くものだからでしょう。人と人が繋がるって、こんなにも難しくて、こんなにも尊いことなんだと気づかされます。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『の、ような』は全何巻?
現在8巻まで刊行中です。