ねこに転生したおじさん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

冴えない中年男が死んだ次の瞬間、目覚めたのは猫の体だった。人間の記憶を保ちながら、野良猫として生きることになったおじさん。腹が減れば餌を探し、縄張りを守り、時には他の猫と小競り合いをする。しかし人間の知性があるせいで、猫社会の本能的な掟に馴染めない。思考は人間、体は猫。そのギャップが生む滑稽さと切なさが、この日常を支配している……。

やじま氏の本作は、SNS連載から火が付いた異色の転生コメディだ。「次にくるマンガ大賞2023」WEBマンガ部門2位を獲得し、KadoComiでの連載を経て、2024年にはアニメ化も果たした。異世界転生モノの文脈を借りながら、その実態はひたすら地味な野良猫ライフである。派手な能力もチートもない。あるのは「おじさんの思考回路で猫の生活を送る」という設定一点だけだ。だがその一点を徹底的に掘り下げることで、妙な説得力と笑いが生まれる。おじさんの内心と猫の行動のズレが絶妙で、読んでいると自然と頬が緩む。台湾での放送も決まり、海外にもこの独特な空気感が届こうとしている。

既刊4巻、ゆるい笑いと不思議な癒しが共存する一作です。猫の視点で世界を眺め直す体験、意外と悪くないですよ。

まだ読んでいないあなたへ

次にくるマンガ大賞2023でWEB部門2位を獲得し、翌年にはアニメ化。

SNS発の作品がこれほどのスピードで形になるのは、それだけ多くの人の心を掴んだ証拠なんです。

タイトル通り、おじさんが猫に転生する話なんですが、これが想像以上に切なくて、同時にあたたかいんですよ。人間だった頃の記憶を持ったまま猫になって、元の生活を外から見る。自分がいなくなった世界で、家族や友人がどう過ごしているのか。猫の目線だから近づけるけれど、もう言葉は届かない。このもどかしさが、読んでいて胸に刺さってくるんです。

でもね、これは悲しい話じゃないんです。猫として生きる日々の中で、人間だった頃には気づかなかった小さな幸せや、誰かの優しさに触れていく。膝の上で眠る心地よさ、日向ぼっこの極楽、飼い主の何気ない一言に込められた愛情。そういうものが、猫の体を通して見えてくる。

スライス・オブ・ライフと呼ばれるジャンルですが、派手な展開がないからこそ、日常の一瞬一瞬が丁寧に描かれているんです。猫の仕草ひとつ、表情ひとつに、おじさんの人間らしい感情が滲み出ている。そのギャップが愛おしくて、ページをめくる手が止まらなくなります。

既刊4巻で、まだ物語は続いています。人生を一度終えた男が、猫として何を見つけるのか。その答えを一緒に探してみてください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ねこに転生したおじさん』は全何巻?

現在4巻まで刊行中です。