『にがくてあまい』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
歴史ある食通雑誌のライター・江田と、野菜嫌いが高じて肉食生活を送るデザイナー・真子。この二人が、ひょんなことから同居生活を始める。食の価値観が真逆の二人。ひとつ屋根の下で、食卓を囲む日々が動き出していくのだが……。
小林ユミヲは『にがくてあまい』で、食をめぐる他愛ない日常を、じわりと染み入る恋愛譚へと昇華させました。全13巻という長さで描かれるのは、劇的な展開でも派手な恋の駆け引きでもありません。むしろ、二人が互いの「食べ方」を通じて、相手の生き方そのものを知っていく過程です。第1回マンガ大賞受賞、2013年には映画化と、作品の評価は高い。けれども本作の真価は、読者が登場人物と同じペースで「味わう」ことを許される、その時間の流れ方にあります。続編『にがくてあまい refrain』が存在することからもわかる通り、描き手にとっても手放しがたい世界だったのでしょう。
食事という営みが、いかに人の内面を映し出すか。この作品は、その答えを静かに、しかし確実に提示してくれます。
まだ読んでいないあなたへ
記念すべき第1回マンガ大賞受賞作なんです。
会社員の江田まことと、後輩デザイナーのマキは、ひょんなことから同居生活を始めることになります。でもこの二人、ただのルームメイトじゃないんですよ。江田は完全菜食主義のベジタリアン、マキは無類の肉好き。生活リズムも価値観も正反対の二人が、なぜか一つ屋根の下で暮らし始めるんです。
冷蔵庫に並ぶ大豆ミートと豚バラ肉。台所で交わされる野菜料理談義と肉料理への未練。この食卓を囲むシーンが、なんとも言えない距離感で描かれていて、読んでいるうちに妙な居心地の良さに包まれていくんです。説教臭さは一切ない。ただ、違う価値観を持つ二人が、相手の「当たり前」を少しずつ知っていく過程が、丁寧に積み重ねられていきます。
職場では決して言えない秘密を共有する二人の関係性。それがどう変化していくのか、食事の描写と共に静かに動き出す感情の機微が、じわじわと心に染みてくるんですよ。
続編の『にがくてあまい refrain』も出ているこのシリーズ、映画化もされた本作から読み始めてみてください。既刊13巻です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『にがくてあまい』は全何巻?
全13巻で完結済みです。