『ならしかたなし』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
奈良。修学旅行で訪れた記憶しかない者には、ただ鹿と大仏の街に過ぎないかもしれない。だがそこに暮らす高校生たちにとって、奈良は退屈さと愛おしさが同居する、かけがえのない日常の舞台である。YUKINOSHITA Rose『ならしかたなし』は、そんな奈良の高校を舞台に、少女たちの青春を瑞々しく描き出す。友情、恋愛、そして自分自身との向き合い方。誰もが通過する、あの時期特有の不安定さと輝きが、ここにある。
本作は第45回白泉社アテナ新人大賞佳作を受賞した作者が、「花とゆめ」で連載した初の長編作品だ。奈良という舞台設定は作者にとって特別な意味を持つらしく、地方都市ならではの距離感——都会の喧騒からは遠く、かといって田舎の窮屈さとも違う、絶妙な「ちょうどよさ」——が作品全体に染み込んでいます。少女漫画としての恋愛要素を押さえつつ、友情や成長といったテーマを丁寧に積み重ねる手腕は、デビュー作とは思えない安定感がある。キャラクターたちの何気ない会話のリズム、表情のニュアンスに、作者の観察眼の確かさが表れています。
既刊3巻。奈良を愛する者にも、青春の痛みを思い出したい者にも、この作品は優しく手を差し伸べてくれるはずです。
まだ読んでいないあなたへ
奈良が舞台の青春コメディ、既刊3巻。
奈良って修学旅行で行く場所だと思ってました。でもこの漫画読んだら、そこで毎日暮らして、友達と笑って、誰かを好きになって、ちょっとずつ大人になっていく高校生たちがいるんだって気づかされるんです。当たり前のことなのに、なんでこんなに新鮮なんでしょう。
作者のYUKINOSHITA Roseさんは、白泉社アテナ新人大賞で佳作を受賞してデビューした方。花とゆめで連載されていた作品で、この土地への愛情がページの端々から伝わってきます。鹿とか大仏とか、観光名所として知ってるものが日常の一部として描かれていて、そこで起きる友情や恋愛の瞬間が妙にリアルなんですよ。
何か大事件が起きるわけじゃありません。でも読み終わったとき、自分の高校時代を思い出して少し胸が温かくなる。そういう作品です。修学旅行の記憶しかなかった奈良に、こんなふうに生きてる人たちがいたんだって、ちょっと会いたくなるんです。
少女漫画が好きな人にはもちろん、青春のざらっとした手触りを思い出したい人にも読んでほしい。静かに心に残る3巻なんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ならしかたなし』は全何巻?
全3巻で完結済みです。