『なにかもちがってますか』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
平凡な高校生活を送る生徒たちの日常が、ある日を境に歪み始める。何気ない選択、些細な言葉、正しいと信じた行動——それらが次々と予期せぬ結果を生み、教室の空気を少しずつ変えていく。誰も悪意を持たないまま、状況は取り返しのつかない方向へと転がり落ちてゆく。いったい何が「正しい」のか。誰が「間違って」いるのか……。
鬼頭莫宏といえば『ぼくらの』で読者の心を抉り、『なるたる』で救いのない物語を描いた作家だ。本作でも、その筆致は変わらない。学園を舞台にしながら、正義や道徳といった概念がいかに脆く、人の判断がいかに危ういものかを容赦なく描き出していきます。誰もが自分なりの「正しさ」を持っているからこそ、状況は混迷を極める。鬼頭作品特有の、読者を不安にさせる心理描写が全編を貫き、ページをめくるたび息苦しさが増していくのです。
既刊5巻で完結したこの物語は、安易な答えを用意しない。あなたの「正しさ」は、本当に正しいのか。その問いを突きつけられる覚悟があるなら、ぜひ手に取ってみてください。
まだ読んでいないあなたへ
鬼頭莫宏が放った、最も後味の悪い5巻。
『いぬやしき』の作者が描くのは、学園ドラマでもミステリーでもない。正しくありたいと願う人間が、正しさゆえに壊れていく様を見届ける地獄なんです。
主人公たちは善良な高校生です。誰かを傷つけたくない、正義を貫きたい、そう心から願っている。でも彼らの周りで起きる「事件」は、どんな選択をしても誰かが不幸になる。助けたい人を選べば別の誰かが沈む。黙っていれば真実が闇に消える。告発すれば無関係な人まで巻き込まれる。鬼頭莫宏は容赦なく、その状況を突きつけてくるんですよ。
何が恐ろしいって、この漫画に「悪役」がいないことなんです。登場人物の誰もが、自分なりの正しさを信じて動いている。なのに歯車が狂い、善意が連鎖して破滅へ向かっていく。読んでいると息が詰まってきます。ページをめくる手が震えます。それでも目を離せない。
good!アフタヌーンで2015年から2017年まで連載された既刊5巻。短いからこそ、一気に読んで打ちのめされてください。読後、あなたは「正しさって何だったんだろう」と呟くことになります。そしてもう一度、最初から読み返したくなる。答えを探して、何度も。
これは、優しい人ほど読むべき残酷な物語なんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『なにかもちがってますか』は全何巻?
全5巻で完結済みです。