『どうぶつの国』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
捨て子として動物たちに育てられた少年・タロウザが、人間と動物が共存する不思議な世界で生き延びていく。彼を取り巻くのは、言葉を交わせる狸たちや、様々な種族の動物たち。やがてタロウザは、この世界の成り立ちと自らの出生に関わる謎に直面していく。愛する者の死を経験し、決断を迫られながら成長していく少年の物語は、単なる冒険譚の枠を超えて……。
『金色のガッシュ!!』で講談社漫画賞を受賞した雷句誠が、別冊少年マガジンで描き上げた全14巻の作品です。前作で培った熱いバトル描写はそのままに、本作では「人間とは何か」「生きるとは何か」という哲学的な問いを物語の中心に据えている。動物とのコミュニケーションという題材を使いながら、種族を超えた絆と対立、そしてサバイバルという過酷な現実を丁寧に描き込んでいく手腕は見事です。雷句作品特有のコメディ要素も健在で、重いテーマを扱いながらも読者を飽きさせない構成になっている。第37回講談社漫画賞受賞作であり、国内外で高い評価を得たのも納得の完成度でしょう。
動物と人間という普遍的なテーマに真正面から挑んだ意欲作。既刊14巻、一気読み推奨です。
まだ読んでいないあなたへ
講談社漫画賞受賞。
『金色のガッシュ!!』の雷句誠が5年かけて描いた全14巻です。
動物たちの世界に人間の赤ん坊が捨てられるところから、この物語は始まります。狸に育てられた少年が、やがて動物たちと人間、二つの世界の狭間で生きることになる。そこには「生きるために殺す」という残酷な現実があって、「守りたい者のために戦う」という純粋な意志があるんです。
綺麗事じゃ済まないんですよ、この作品。愛する者が死ぬ。理不尽に奪われる。それでも生きていかなきゃいけない。少年は成長し、やがて誰かを守るために世界と向き合う決意をする。その過程で突きつけられる問いが、読んでいて本当に痛い。「正しさとは何か」「命の重さに差はあるのか」。答えなんて簡単に出ないのに、少年は選び続けるんです。
雷句誠の画力が尋常じゃないんです。動物の躍動感、表情の豊かさ。泣き顔も怒り顔も、全部が生きてる。コマを追うごとに、あなたもこの世界の住人になっていきます。
少年漫画の枠に収まらない深さがある作品です。笑って泣いて、最後には何かを抱えて本を閉じることになる。そういう読書体験を求めているなら、これ以上の作品はなかなかないと思います。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『どうぶつの国』は全何巻?
全14巻で完結済みです。