『となりの妖怪さん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
人間と妖怪が当たり前に隣り合って暮らす世界。田舎町に越してきた少年ブウ太は、引っ越し先の隣人が妖怪だった。雪女のムツさん、河童のジロウさん、鬼のスズさん。彼らは特別な存在ではなく、野菜を分け合い、世間話をし、ときに悩みを抱える「ただの隣人」だ。妖怪であることは、眼鏡をかけているとか背が高いとか、そういう属性のひとつに過ぎない。季節の移ろいとともに、少年と妖怪たちの穏やかな日々が積み重なっていく……。
nohoの手がける本作は、「妖怪もの」でありながら怪異や事件を前面に押し出さない。あくまで日常の延長にある関係性を丁寧に描く。Matogrossoに連載された全4巻の物語は、派手な展開よりも、季節の変化や何気ない会話の機微に重きを置く。2024年のアニメ化が決まったのも、この静謐な空気感が支持された証だろう。妖怪が「異質な存在」ではなく「少し違う隣人」として描かれる距離感が、従来の妖怪譚とは一線を画している。
人外と人間の境界をさりげなく溶かしていく筆致は、読後に妙な余韻を残します。既刊4巻、静かに完結した物語をぜひ。
まだ読んでいないあなたへ
2024年アニメ化、既刊4巻。
妖怪と人間が「隣り合わせ」に暮らす世界を描いた作品なんです。ここで大事なのは、激しいバトルも恋愛模様もなく、ただただ「日常」が積み重なっていくこと。朝起きて、ご飯を食べて、困りごとがあれば助け合って、夜になったら眠る。その繰り返しの中に、静かに心を揺さぶる瞬間が点在しているんですよ。
描かれるのは、種族が違っても、見た目が違っても、誰かと「となり」で生きていくことの尊さです。派手な事件が起きるわけじゃない。でも、何気ない会話の端々に「ああ、この人はこの子のことを本当に大切に思ってるんだ」と気づかされる瞬間がある。その積み重ねが、読み終えた後に不思議な温かさとして残るんです。
作者nohoさんは静岡在住のイラストレーター・漫画家で、その絵からは「緑茶と映画と犬が好き」という穏やかな日常が透けて見えます。線の一本一本に丁寧さがあって、キャラクターの表情が本当に豊か。言葉にならない感情まで、絵が語ってくれるんです。
「共存」というテーマを、説教臭くなく、押しつけがましくなく、ただ静かに見せてくれる。この作品を読むと、自分の隣にいる誰かを、もう少し大切にしたくなる。そんな力を持った漫画なんですよ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『となりの妖怪さん』は全何巻?
全4巻で完結済みです。