でこぼこガーリッシュ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

大学の演劇部に所属する主人公が、新入部員の美少女に一目惚れする。だが彼女だと思っていたその相手は、実は男子学生だった……。性別を取り違えたまま始まる関係、そして演劇部という特殊な空間で展開される日常。勘違いが勘違いを呼び、気まずさとおかしみが交錯する大学生活を、HARA Ayumiは絶妙な間合いで描き出していく。

著者はこの作品で文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞している。「Oriko to Nattsun」などの作品でも見せた、ありふれた日常に潜む微妙なズレを掬い上げる手つきが、ここでは性別の誤解という設定と組み合わさり、独特のコメディとして結実した。演劇部という舞台設定も効いている。役を演じることと素の自分、見た目と中身のギャップ——そうした多層的な「ズレ」が、大学生たちの青春模様に奥行きを与えているのです。Fellows!誌に連載された全3巻の中で、著者は笑いと居心地の悪さを絶妙なバランスで両立させている。

性別を間違えるという状況は、誰もが一度は想像したことがある気まずさでしょう。その気まずさを、著者は逃げずに、しかし優しく描き切っています。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭新人賞受賞作。

大学の演劇部に入った主人公が、ある先輩を「女の子だ」と思い込んでしまうところから、この物語は始まるんです。でもその先輩、実は男で。気づいた時にはもう後戻りできないくらい、関係が深まってしまっていて。

勘違いって、普通は気まずくなって終わりますよね。でもこの作品、そこからが本番なんですよ。演劇部という空間で、性別を「間違えた」という事実を抱えたまま続いていく日常が、妙にリアルで、妙に愛おしくて。誤解が解けた後の二人の距離感、言葉の選び方、視線の行き先。そういう細部に、人間関係の本質が詰まってるんです。

HARA Ayumiさんの描く大学生活は、キラキラもしてないし、ドロドロもしてない。ただ、生きている人間がそこにいる。演劇部の稽古風景、部室での何気ない会話、帰り道のコンビニ。そんな些細な場面が積み重なって、気づけば「この人たちのこと、もっと知りたい」って思ってるんですよね。

性別の誤解という設定を使いながら、描いているのは「人を好きになること」そのものなんです。男とか女とか、そういう枠組みの外側にある、もっと根本的な何か。既刊3巻、読み終えた後の余韻が、しばらく胸に残る作品です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『でこぼこガーリッシュ』は全何巻?

全3巻で完結済みです。