てっぺんぐらりん~日本昔ばなし犯罪捜査~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

桃太郎、浦島太郎、かぐや姫——誰もが知る昔ばなしの登場人物たちが、現代日本で"事件"に巻き込まれている。舞台は警視庁に新設された特殊捜査班。彼らが追うのは、昔ばなしの因縁を引きずったまま現代に転生した者たちが起こす、常識では測れない異常犯罪だ。鬼退治の英雄だった男は、なぜ今、人を殺すのか。竜宮城から帰った男の心には、何が残されたのか……。

『4分間のマリーゴールド』でドラマ化を果たし、『キリエのうた』『片思い世界』と多彩な作品を送り出してきたキリエが、ヤングアニマル誌上で挑んだのは、昔ばなしという"共有された物語"を捜査ミステリーの骨格に組み込む実験的な試みです。ただのパロディでもアレンジでもない。昔ばなしのキャラクターに"その後の人生"と"人間の業"を与え、彼らを加害者に、あるいは被害者にすることで、正義と悪の境界線を問い直していく。既刊5巻で描かれるのは、復讐、嫉妬、絶望——誰もが知る物語の裏側に潜んでいた、救いのない人間の闇です。

昔ばなしを知っているからこそ、予想を裏切られる。この感覚を味わえるのは今だけです。

まだ読んでいないあなたへ

桃太郎が殺人鬼だったら、あなたは裁けますか。

昔ばなしの世界で起きる凶悪犯罪を追う刑事たちの物語なんです。でもこれ、ただのパロディじゃない。鬼を殺した桃太郎は英雄なのか殺人者なのか、舌切り雀の老婆を裁くべきか、浦島太郎の失踪事件の裏に何があったのか——誰もが知っている昔ばなしを「犯罪」として再構築したとき、私たちが子供の頃から信じてきた「勧善懲悪」が恐ろしいほどに揺らぐんです。

描くのは、「4分間のマリーゴールド」をドラマ化させたキリエ。人間の奥底に潜む闇を、エンタメとして昇華させる手腕は本作でも健在です。一話ごとに異なる昔ばなしが題材になっていて、その都度、正義と悪の境界線が曖昧になっていく。読み進めるほどに、自分の中の「正しさ」が試されている感覚に陥るんです。

サイコロジカルな緊張感と、どんでん返しの連続。ミステリーとしての骨格もしっかりしているから、推理を楽しみながら、同時に人間の業の深さに戦慄する。ページをめくる手が止まらないのに、読み終えた後にずっしりと何かが残るんです。

既刊5巻で完結済み。一気読みできる分量だからこそ、この濃密な読後感を週末に味わってほしい。昔ばなしを、二度と同じ目では見られなくなりますよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『てっぺんぐらりん~日本昔ばなし犯罪捜査~』は全何巻?

全5巻で完結済みです。