つらねこ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

猫が連なって歩く、ただそれだけの光景が日常に紛れ込んだらどうなるか。本作の主人公たちが目撃するのは、尻尾を咥えて一列になって進む猫の群れ。なぜ連なるのか、どこへ向かうのか。誰も知らない謎の生態が、平凡な日々にささやかな波紋を広げていく。

『怪獣8号』で少年誌の王道を突き進む熊倉隆敏が、少女誌Aokishiで見せる意外な一面である。派手なバトルも壮大な物語もない。あるのは猫の連なりと、それを見守る登場人物たちの穏やかな時間だけです。しかし熊倉の画力は健在で、猫の仕草ひとつひとつが愛らしく、背景の書き込みも丁寧。コマ割りのリズムが絶妙で、何気ない日常の一瞬を切り取る手腕は、むしろ大仰な演出を排したからこそ際立っている。スーパーナチュラル要素を謳いながら、実際には「不思議だけど害はない」現象を淡々と描く作風は、読者をリラックスさせる効果を持つ。

既刊3巻、猫たちは今日も連なり続けています。理由なんて、きっとどうでもいいのです。

まだ読んでいないあなたへ

『怪獣8号』の熊倉隆敏が、少女向けに描いた猫漫画。

この一文だけで「え、どういうこと?」ってなりませんか。

あの骨太なバトル漫画を描く作家が、なぜ猫なのか。しかも掲載誌は少女向け。でも読んでみると、妙に納得するんです。熊倉さんが描くキャラクターって、どんな作品でも「生きてる感じ」がするんですよね。猫も、人間も、みんなちゃんと呼吸してる。そのリアリティが、今度は猫と人間の日常に向いているんです。

タイトルの「つらねこ」が何を意味するのかは読んでのお楽しみですが、この猫、ただの可愛いマスコットじゃないんです。コメディなのに妙に心に刺さる瞬間があって、日常系なのに「スーパーナチュラル」って書いてあるのが気になって仕方ない。何か、普通じゃない要素が絡んでくるんですよ。

既刊3巻でまだ連載中。今から追いかけるには絶好のタイミングです。熊倉隆敏の新境地、騙されたと思って1巻だけでも手に取ってみてください。きっと「こんな表現もできる人だったんだ」って、作家の引き出しの多さに唸ることになります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『つらねこ』は全何巻?

現在3巻まで刊行中です。