ちょびっツ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

東京で浪人生活を送る本須和秀樹が、ある夜ゴミ捨て場で人型パソコン"パソコン"を拾う。起動した彼女は「ちぃ」としか喋れない初期状態だが、秀樹は彼女に少しずつ言葉や常識を教えていく。やがて周囲にも"パソコン"を持つ人々が現れ、それぞれが人間と機械の曖昧な関係に向き合うことになる。愛情を注ぐ対象が、意思を持つように見える機械だったら……?

『カードキャプターさくら』で少女漫画の金字塔を打ち立てたCLAMPが、青年誌「ヤングマガジン」で挑んだSFラブコメディです。人型パソコンという当時斬新だった設定を通じて、人間が「誰かを大切に思う気持ち」の本質を問い直す。コミカルな日常描写と、徐々に浮かび上がる切ない真相のバランスが見事で、第27回講談社漫画賞少年部門を受賞しました。ちぃの無垢な仕草に癒されつつも、登場人物たちが抱える孤独や葛藤が胸に迫る。機械と人間の境界線が揺らぐ今だからこそ、改めて読み返したい作品です。

アニメ化も果たし、北米でも放送された本作。全8巻という手頃な分量で、CLAMPの多彩な魅力を堪能できます。

まだ読んでいないあなたへ

講談社漫画賞受賞、全8巻。

パソコンが人型になって歩き出す世界で、主人公が拾ったのは、記憶のない美少女型パソコンでした。起動したら「ちぃ」としか喋れない。でもこの作品、よくあるラブコメの枠には収まらないんです。

CLAMPが描くのは、愛おしいけれど切ない問いかけなんですよ。相手が人間じゃなくても、心は通うのか。プログラムされた反応と本物の感情の境界線はどこにあるのか。そして、誰かを愛するって、結局どういうことなのか——。

ちぃが少しずつ言葉を覚えていく過程が、とにかく愛らしい。でも同時に、主人公の戸惑いや葛藤が胸に刺さるんです。彼女を大切に思う気持ちは本物なのに、それを「愛」と呼んでいいのかわからない。この距離感の描き方が、読んでいてずっと苦しくて、でも目が離せない。

2001年連載開始当時から今も色褪せないのは、この問いが普遍的だから。人と人でさえ、相手の気持ちなんて本当はわからない。それでも信じて、委ねて、愛そうとする——その脆さと強さを、SFという装置を使って剥き出しにした作品なんです。

可愛らしい絵柄の奥に、こんなに深い孤独と優しさが同居している。既刊8巻、読み終わったあと、あなたの「好き」の輪郭が少し変わるはずです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ちょびっツ』は全何巻?

全8巻で完結済みです。