ちょっと江戸まで』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

江戸時代を舞台に、現代の女子高生がタイムスリップする。ただし、そこは史実とは異なる「もうひとつの江戸」だった。武家の跡継ぎとして男装を強いられる主人公と、中性的な美貌を持つ若侍。身分も性別も越境しながら、ふたりは奇妙な絆を深めていく……。

津田雅美が『LaLa』誌上で描いた本作は、2000年代初頭の少女漫画において異色の輝きを放った。オルタネートヒストリーという枠組みを採用することで、時代劇の様式美とジェンダーをめぐる自由な実験を両立させている。武家社会の厳格な秩序と、そこからはみ出す者たちの生き様。津田作品に通底するのは、既存の枠組みに収まらないキャラクターたちへの温かな眼差しだ。第1回LaLaマンガ大賞を受賞したことからも、その独自性が評価されていることがわかる。代表作『おひとよしの神様』と併せて読めば、この作家の「はみ出し者」たちへの一貫した愛情が見えてくる。

既刊6巻。時代劇とコメディとロマンスが絶妙に混ざり合う、津田雅美ならではの世界を堪能してください。

まだ読んでいないあなたへ

LaLaマンガ大賞受賞作。

江戸時代に女の子が生まれちゃったんです。でも跡取りが欲しかった武家では「男として育てる」ことに。そうして少年として生きてきた主人公が、ある日突然「女になる」状況に追い込まれるところから物語は動き出します。

津田雅美さんが描くのは、単なる性別入れ替わりコメディじゃないんですよ。男として生きることを当たり前だと思っていた人間が、女として扱われた瞬間に初めて気づく「世界の見え方の違い」。同じ人間なのに、着物一枚変わるだけで周囲の態度も期待も何もかも変わってしまう、その理不尽さと滑稽さを、笑いの中に丁寧に織り込んでいるんです。

しかも舞台が江戸時代。身分制度がはっきりしていて、女性の生き方にも厳しい制約があった時代だからこそ、主人公の葛藤がリアルに響いてくる。「男装の麗人」という言葉では収まらない、もっと複雑で切実な何かがあるんです。

既刊6巻。2000年代の少女漫画黄金期に生まれた、ジェンダーを笑いと共に問い直す傑作です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ちょっと江戸まで』は全何巻?

全6巻で完結済みです。