『だんドーン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
幕末、黒船来航に揺れる江戸。開国か攘夷か、諸藩が右往左往する中、ある藩の下級武士たちは上層部の無策ぶりに呆れ果てていた。しかし彼らは刀を抜くことも、建白書を叩きつけることもしない。選んだのは「情報」という武器。噂を流し、密偵を送り込み、他藩を出し抜く――武士の矜持を胸に、彼らは泥臭い情報戦の世界へ足を踏み入れる。
ヤスミコが「モーニング」に放つ本作は、幕末という激動の時代を「情報戦」という切り口で描き直した意欲作だ。剣戟や政治闘争を主軸に据える従来の幕末ものとは一線を画し、諜報活動や世論操作といった地味だが決定的な要素にスポットを当てる。だが地味なのは題材だけで、展開は驚くほど軽快です。主人公たちの試行錯誤は失敗と機転の連続で、その都度「だんドーン」という擬音とともにトラブルが炸裂する。歴史の教科書には載らない、名もなき侍たちの奮闘が、ユーモアと緊張感を両立させながら描かれていきます。
既刊10巻、連載は現在も続く。幕末を「裏側」から眺める快感を、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
既刊10巻、モーニング連載中。
幕末を舞台にした漫画なのに、刀を抜くシーンより「情報をどう操るか」で勝負が決まるんです。侍たちが命を賭けて戦うのは、戦場じゃなくて噂の流し方、嘘のつき方、相手の思い込みの作り方。一本の刀より、一枚の瓦版のほうが恐ろしい武器になる時代が来ていた——そのリアルを、ここまで痛快に描いた作品を他に知りません。
しかもコメディなんですよ、これ。真面目に情報戦を仕掛けるほど状況がおかしな方向に転がっていって、登場人物たちが必死なのに読んでるこっちは笑いが止まらない。けれど笑いながら、ちゃんと侍の誇りとか、時代に取り残される者の哀しみとか、そういう芯の部分がズシンと響いてくるんです。
ヤスミコという作家は幕末ものに定評がある人で、歴史の教科書には載らない「人間のズルさと愚かさと愛しさ」を描くのが本当に上手い。情報があふれる現代だからこそ、150年前の情報戦がこんなに刺さるんだと思います。
10巻まで出てますけど、まだ連載中。今から追いかけられるタイミングで読めるのは幸運ですよ。
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よくある質問
『だんドーン』は全何巻?
現在10巻まで刊行中です。