『たべるダケ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
孤独な青年のもとに突如現れた、しゃべるキノコ——それが「ダケ」。主人公の質素な一人暮らしに転がり込んだダケは、食べることにとりつかれた不思議な生き物で、彼の日常を一変させていく。特別な事件は起こらない。ただ毎日の食卓が、少しずつ豊かになっていくだけ。
高田三子は『おいしい時間』で食と人との距離感を丹念に描いてきた作家だが、本作はそこからさらに一歩踏み込んでいる。ファンタジーの皮を被りながら、実際には「誰かと食べる」ことの意味を問い直す作品です。ダケという異形の存在を介することで、孤独や他者との関わりといったテーマが、説教臭くならずに滲み出てくる。Gekkan! Spiritsという青年誌の土壌で育まれた、静かだが確かな手応えのある一作。第1回マンガ大賞で第1位を獲得し、のちにアニメ化・実写映画化もされたのは、この普遍性が評価されたからだろう。
既刊4巻。誰かと食卓を囲むことの温もりを、思い出させてくれる作品です。
まだ読んでいないあなたへ
第1回マンガ大賞で1位。
アニメ化に映画化。そこまで支持される漫画が、ただ「食べる」だけの話なんです。
派手な展開もなければ、命がけの冒険もない。あるのは、誰かと一緒にご飯を食べる時間だけ。なのに読み終わった後、自分の中で何かが静かに変わっているのを感じるんです。それがこの作品の恐ろしさであり、優しさなんですよ。
高田三子さんは食をテーマに作品を描き続けてきた人ですが、この「たべるダケ」は特別です。料理の美味しさを伝えるんじゃなくて、誰かと食卓を囲むことでしか生まれない時間の尊さを、1コマ1コマに閉じ込めている。噛みしめるように読むと、自分が普段どれだけ急いで食事を済ませているか、誰かと向き合う時間をないがしろにしているか、気づかされるんです。
海外でも翻訳されてアメリカやフランス、韓国でランキング上位に入ったのは、この感覚が言葉を超えて届いたからでしょう。食べることは万国共通ですが、この作品が描いているのはもっと根源的な、人と人が繋がる瞬間の輝きなんです。
既刊4巻。ファンタジーの世界で繰り広げられる、何気ない食事の風景。その何気なさが、あなたの明日を少しだけ温かくしてくれます。読んだ後、誰かとご飯が食べたくなる。そういう漫画です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『たべるダケ』は全何巻?
全4巻で完結済みです。