『たいようのいえ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
両親の離婚で実家を出ることになった女子高生・中村茉莉は、幼なじみの大樹に声をかけられ、彼が一人で住む実家——かつて茉莉も暮らした思い出の家——で同居生活を始める。年上の大樹はぶっきらぼうで不器用だが、茉莉が帰る場所を失わないようにと手を差し伸べてくれた。親の不在と離婚という傷を抱えながら、二人は「家族」でも「恋人」でもない関係の中で、少しずつ日常を取り戻していく。
Taamoが2011年から「Dessert」で連載し、第36回講談社漫画賞少女部門を受賞した本作は、いわゆる「同居もの」の定型を逆手に取った作品だ。年上男性と年下女性、幼なじみ、ツンデレ——少女漫画の定番要素を並べれば甘いラブコメを想像するが、この作品の核心は別にある。家族の崩壊という喪失を抱えた二人が、どうやって「帰る場所」を再構築するのか。その過程を丁寧に描くことで、恋愛以前の「居場所」の問題を浮かび上がらせている。茉莉が先に恋に落ちる構図も、単なるドキドキではなく、彼女が失った安心を大樹に重ねていく心理として機能する。2013年には映画化され、アジア各国でも翻訳されるなど、少女漫画の枠を超えた共感を呼んだ。
既刊13巻。「家族」と「恋愛」のあいだで揺れる二人の物語を、ぜひ追いかけてほしい。
まだ読んでいないあなたへ
既刊13巻、完結済み。
講談社漫画賞受賞、映画化もされた作品です。
両親が離婚して、行き場をなくした女子高生が転がり込んだ先は、幼なじみの家。でも彼はもう、あの頃の「お兄ちゃん」じゃないんです。大学生になった彼と、二人きりの同居生活が始まるんですよ。
この作品、とにかく「家」の描き方が丁寧なんです。誰もいない部屋に明かりがつく瞬間、夕飯の匂い、テレビの音。家族がバラバラになって、ひとりぼっちだった少女が、居場所を取り戻していく過程を、日常の小さな積み重ねで見せてくれる。彼女が初めて彼のために料理を作る場面、二人で食卓を囲む何気ない時間。そういう些細な場面が、こんなにも胸に響くんだって気づかされます。
年の差があって、彼は素っ気なくて不器用で。彼女の想いになかなか気づかない。でもだからこそ、二人の距離が少しずつ縮まっていく瞬間が、たまらなく切ないんです。恋と家族の境界線が曖昧になっていく、その危うさと温かさが同居している関係性が、読む人の心をぎゅっと掴んで離さない。
2011年から2014年まで「Dessert」で連載され、アジア各国でも翻訳されています。少女漫画の王道でありながら、誰かと暮らすことの意味を静かに問いかけてくる作品なんです。家に帰りたくなる漫画、ぜひ読んでみてください。
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よくある質問
『たいようのいえ』は全何巻?
全13巻で完結済みです。