ぜっしゃか!‐私立四ツ輪女子学院絶滅危惧車学科‐』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

私立四ツ輪女子学院には、全国でもまれな「絶滅危惧車学科」が存在する。ここで扱うのは現行車ではない。錆び、朽ち、世間から忘れ去られた旧車たちだ。生徒たちはエンジンを分解し、パーツを探し回り、再び道を走れる姿へと蘇らせていく。工具を握る彼女たちの手は油にまみれ、その表情は真剣そのもの。華やかな学園生活とは無縁の、地味で泥臭い日常がここにはある……。

車やバイクをテーマに描き続けてきたせきはんの真骨頂は、メカに対する徹底したリアリティと、それを扱う人間のドラマを丁寧に織り込む手腕にある。『モーターサイクルメモリーズ』や『恋ヶ窪★ワークス』で培われた車両描写の説得力は本作でも健在で、旧車という「生き残った遺産」に向き合う少女たちの姿を、誇張なく淡々と描き出す。女子高生×メカという組み合わせは珍しくないが、ここには安易な萌え要素も過剰な美化もない。部品の入手難、技術の継承、整備の果てしない根気——現実の旧車文化が抱える課題を正面から扱いながら、それでも車を愛する者たちの静かな情熱が画面から滲み出してくるのです。

消えゆく車と、それを守ろうとする少女たち。Newtypeで連載中、既刊3巻。エンジン音の聞こえない教室で、彼女たちの挑戦は続いています。

まだ読んでいないあなたへ

女子高に「絶滅危惧車学科」があるんです。

私立四ツ輪女子学院のこの学科、名前の通り廃部寸前。そこに集まった女子高生たちが挑むのは、今どき誰も乗らない旧車の再生なんですよ。エンジンがかからない。パーツがない。そもそも直し方が分からない。でも彼女たちは諦めない。油まみれになりながら、錆びた車体に向き合い続けるんです。

せきはんが描くのは、車への愛だけじゃありません。不器用な女の子たちが、動かない鉄の塊を前に本気で悩んで、笑って、時には泣きながら一歩ずつ前に進んでいく姿なんです。車の知識がなくても大丈夫。むしろ主人公たちと一緒に学べる。ボルトひとつ外れたときの小さな達成感が、読んでるこっちまで伝わってくる。

『モーターサイクルメモリーズ』『恋ヶ窪★ワークス』で車とバイクを描いてきた著者が、今度は「女子高×旧車」という組み合わせに挑戦しています。メカニックものなのに温かい。青春ものなのにリアル。その絶妙なバランスが、既刊3巻でじわじわ心に染みてくるんです。

彼女たちが再生させようとしているのは、もしかしたら車だけじゃないのかもしれません。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ぜっしゃか!‐私立四ツ輪女子学院絶滅危惧車学科‐』は全何巻?

現在3巻まで刊行中です。