『すみれファンファーレ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
月刊『IKKI』に2011年から2016年まで連載された、音楽と人間を描く群像劇。既刊6巻。松島直子が紡ぐのは、音符と感情が交錯する日常の物語だ。楽器を手にする者たち、それを支える者たち、音楽に触れて何かを見出す者たち——それぞれの人生が重なり合い、時に不協和音を奏で、時に予想もしなかったハーモニーを生み出していく……。
松島直子は音楽をテーマにした作品を継続して手がけてきた作家である。本作はその代表作として位置づけられ、2011年には第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した。音楽漫画というジャンルにおいて、演奏シーンの迫力や技術論で勝負する作品は多い。しかし本作が評価されたのは、音楽そのものではなく、音楽を通じて浮かび上がる人間関係の機微を丁寧に掬い取ったからだ。家族の軋轢、友情のかたち、成長の痛み——音楽はあくまで触媒であり、描かれるのは生きることの手触りそのものです。『IKKI』という実験的な作品が集った雑誌の空気を纏いながら、普遍的な物語を紡いだ作品と言える。
音楽が好きな人にも、そうでない人にも届く作品です。音符の向こう側にある人生を、ぜひ手に取って確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。
この一文だけで、ただの音楽漫画じゃないことが分かるはずです。
『すみれファンファーレ』は、音楽と向き合うことが人生と向き合うことに直結する、そういう作品なんです。楽器を手にした人間が、音を鳴らし、誰かと響き合い、ぶつかり、迷い、それでもまた音を出す。その繰り返しの中で、家族との距離が変わり、仲間との関係が深まり、自分という人間の輪郭が少しずつはっきりしてくる。松島直子が描くのは、音楽という言葉を超えたコミュニケーションを通して、人が成長していく瞬間なんですよ。
華やかなステージの裏側には、必ず葛藤がある。音を揃えることの難しさ、自分の音が見つからない焦り、大切な人に届けたいのに届かないもどかしさ。でも、その痛みを知っているからこそ、誰かと音が重なった瞬間の喜びが胸に迫ってくるんです。
「音楽漫画」という枠に収まらない人間ドラマが、全6巻の中にぎっしり詰まっています。楽器経験がなくたって大丈夫。音を出すことで何かを伝えようとする人間の真剣さは、誰の心にも響くものです。
一度読み始めたら、登場人物たちが奏でる音が聞こえてくるような気がしてくる。そんな不思議な読後感を、ぜひ体験してほしいんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『すみれファンファーレ』は全何巻?
全6巻で完結済みです。