『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
弁護士の本音とは、依頼人の人生を左右する判断を、ときに冷徹な打算で下すことだ。本作の主人公は、SNSでの誹謗中傷や名誉毀損といった現代的なトラブルを扱う弁護士。依頼者の涙も怒りも、彼にとってはあくまで「案件」に過ぎない。感情移入を排し、勝算とリスクを天秤にかけ、淡々と最善手を模索する。その姿勢は一見冷酷だが、だからこそ見えてくる法の限界と、救われない人々の現実がある……。
原作者の佐藤正道は現役弁護士であり、SNS関連の法務に精通している。作画を担当する藤谷勝人とのタッグは、実務知識と演出力を両立させ、法廷ドラマの説得力を高めている。この手のジャンルにありがちな勧善懲悪の構図を避け、正義の不完全性を描く点が本作の核です。弁護士は依頼人の味方であって、真実の味方ではない。その線引きが、読者に倫理的な問いを投げかける。既刊9巻、掲載誌Kuromitsuで連載中。
法の隙間に落ちる人々の声を、あなたはどう受け止めますか。
まだ読んでいないあなたへ
弁護士って、正義の味方だと思ってました。
この漫画を開いた瞬間、その幻想は音を立てて崩れます。主人公の弁護士が口にするのは「しょせん他人事ですから」という、あまりにも冷徹な本音。でもこれ、綺麗事を並べた法廷ドラマとは真逆だからこそ、ページをめくる手が止まらなくなるんです。
現役弁護士・佐藤正道が原作を手がけ、藤谷勝人が描き出すのは、SNSの炎上、名誉毀損、誹謗中傷——私たちがスマホ片手に日常的に目にする"あの問題"のリアルな裏側です。画面越しに他人を叩く人間の心理、一度拡散された言葉が人生を壊していく様、そして弁護士が法律の枠内で何ができて何ができないのか。法律事務所の扉を開けて相談に来る依頼人たちは、誰もがどこかで見たことのある顔をしているんです。
「正しいことをしてほしい」と泣きつく依頼人に対し、主人公が淡々と告げる現実。感情を排して、法という武器をどう使うか。その冷静さが、かえって胸に刺さります。
既刊9巻、連載中。スマホを持つ全ての人に読んでほしい一冊です。明日、あなたが当事者になるかもしれないんですから。
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よくある質問
『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』は全何巻?
現在9巻まで刊行中です。