『しまいずむ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
眼鏡をかけた少女が、幼馴染の親友に抱く感情は友情なのか、それとも——。日常を共有する二人の距離は近いようで遠く、言葉にならない想いだけが静かに積もっていく。変わらない日々の中で、少女は自分の気持ちの正体を探り続ける。
『おとめ妖怪ざくろ』で知られる吉富昭仁が、第1回つぼみ新人賞を受賞した百合作品です。この作家の持ち味は、感情を直接的に描写するのではなく、日常の些細な仕草や視線の交錯から人物の内面を浮かび上がらせる手法にあります。主人公の片思いは声高に語られることなく、けれど確かにそこに存在している。コメディ要素を織り交ぜながらも、表現されない感情の機微を丁寧にすくい取る構成は、百合というジャンルの本質を捉えたものと言えるでしょう。姉妹の存在も物語に奥行きを与え、家族という枠組みの中での恋愛感情の位置づけを問いかけます。
初恋の輪郭を探る少女たちの姿を、静かに見守りたい読者にこそ届けたい一冊です。既刊3巻。
まだ読んでいないあなたへ
幼馴染への恋心を、ひた隠しにしながら生きている女の子の話なんです。
この作品、表題の「しまいずむ」って「姉妹主義」って意味で。主人公の葵は幼馴染の楓のことが好きで好きでたまらないんだけど、その気持ちを絶対に悟られまいとして、必死に「姉妹みたいな関係」を演じ続けるんですよ。友達として隣にいられるなら、それでいい。恋人になれないなら、せめて特別な存在でいたい。そういう切なさが全編に滲み出てる。
でも葵、実はとんでもない変態で。楓の髪の匂いを嗅いだり、使用済みのマグカップに頬ずりしたり、眼鏡の奥で妄想を爆発させたりしてるんです。その姿があまりに必死すぎて、笑えるんだけど泣けてくる。好きな人の前で格好つけられない、素直になれない、そういう不器用さが痛いほど伝わってくるんですよね。
吉富昭仁さんは『おとめ妖怪ざくろ』の作者なんですが、この作品は百合というジャンルで、もっと生々しくて繊細な感情を描いてます。言葉にしない気持ち、表に出せない想い。それをコメディの皮を被せながら、こんなに切なく描けるのかって。
既刊3巻。第1回つぼみ新人賞を受賞した作品です。友達でいることと恋人になることの間で揺れ動く、あの苦しさを覚えてる人には刺さります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『しまいずむ』は全何巻?
全3巻で完結済みです。