『しばたベーカリー』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
街のパン屋を営む柴田家。店主の父、気の強い母、そして跡取り候補の息子。朝は早く、仕込みに追われ、常連客が訪れる。焼きたてのパンの香りが漂う店内で、家族の日常は淡々と、しかし確実に動いていく。ありふれた光景のはずなのに、何かが少しずつ可笑しい。それは特別な事件ではなく、些細な齟齬が積み重なって生まれる笑いだ。パン屋という生業を通して描かれる家族の姿は、誰もが知っているようで、誰も描かなかった世界……。
鵜飼りんが『モーニング』で2009年から2014年まで連載した本作は、家業という逃れがたい縛りの中で繰り広げられる、静かで可笑しな人間模様を描いている。ギャグ漫画でありながら笑いを強要しない。日常のズレを丁寧にすくい上げ、そこに潜むユーモアを読者に委ねるのです。パンを焼く、売る、片付ける。その繰り返しの中で滲み出る家族関係の機微が、この作品の核にある。派手な展開はないが、読後には妙な余韻が残る。それは日常という名の舞台が、実は奥深いことを教えてくれます。
既刊5巻。家業を営む誰もが「あるある」と頷くであろうリアリティと、それを笑いに変える視点の確かさを、ぜひ体感してください。
まだ読んでいないあなたへ
パン屋なのに、パンが主役じゃないんです。
「しばたベーカリー」という看板を掲げた小さなパン屋を舞台に、そこで起こる日常の出来事を描いた作品なんですが、パンの焼き方やレシピの話じゃない。店主の人柄、近所の人たちとのやり取り、家族の何気ないすれ違い。そういう、拾い上げなければ見過ごしてしまうような小さな場面が、妙に心に残るんです。
鵜飼りんさんの筆が捉えるのは、誰もが経験したことのある「あるある」の瞬間なんですよ。朝の慌ただしさ、ちょっとした気まずさ、予想外の来客に動揺する瞬間。でもそれを、どこか温かくて、ちょっと可笑しくて、読んでいると自然と頬が緩んでしまう。説教臭さも大げさなドラマもない。ただそこにある日常が、こんなに愛おしいものだったのかと気づかされるんです。
Morningで5年以上連載された既刊5巻の作品。派手な展開はないけれど、読み終わった後に残る余韻が格別なんです。
疲れた日に読むと、肩の力がすっと抜けます。忙しない毎日の中で、立ち止まって深呼吸したくなったら、ぜひ手に取ってみてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『しばたベーカリー』は全何巻?
全5巻で完結済みです。