さんかく窓の外側は夜』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

霊が視えてしまう書店員・三角康介は、その力を疎ましく思いながら日々を送っていた。ある日、除霊師の冷川理人と出会い、半ば強引に助手として除霊の現場へ引きずり込まれる。視えるだけで何もできない康介と、視えないが除霊できる冷川。対照的な二人がタッグを組み、街で起こる霊的事件に挑んでいく……。

山下知子がMAGAZINE BE×BOYで2013年から2020年まで連載した本作は、BLの文脈を持ちながらも、本格的なオカルトミステリーとしての骨格を備えた作品です。霊を利用した事件、呪いの連鎖、人の悪意が引き起こす超常現象――単なる「除霊もの」に留まらず、緻密に構築された謎解きの面白さが光ります。康介の臆病さと冷川の不気味なまでの冷静さという対比が、物語にサスペンスと独特の緊張感をもたらしている。2021年にはアニメ化・実写映画化され、台湾でも翻訳出版されるなど、国内外で評価を得ました。既刊10巻という手頃なボリュームに、ホラーとミステリーの醍醐味が凝縮されています。

怖いだけではない、謎を解く快感。視える者と視えない者が補い合う関係性。この両輪が噛み合った稀有な作品です。

まだ読んでいないあなたへ

霊が見える体質の書店員が、除霊師に「君、僕と組まない?」と誘われるんです。

ホラーでありミステリーで、なのに人と人の距離感を丁寧に描くドラマでもある。霊的事件を追いながら、見えない世界に踏み込んでいく二人の関係が、ページをめくるごとに変化していくんですよ。怖いだけじゃない、謎を解くだけでもない。人が抱える闇や孤独が、超常現象と絡み合って描かれていく感覚は、読んでいて息が詰まるほど引き込まれます。

山下知子さんが作り上げる世界は、どこか現実と地続きで不気味なんです。除霊というモチーフを扱いながら、実は人間の内面や関係性こそが本当に怖い。霊よりも、生きている人間の欲望や執着の方がよっぽど恐ろしいと気づかされる瞬間があって、背筋がゾクッとするんですよ。

アニメ化も実写映画化もされた作品で、既刊10巻。台湾でも翻訳出版されているのは、この独特な空気感が言葉や文化を超えて伝わる証拠だと思います。

ホラーが苦手でも、ミステリーやドラマとして楽しめる懐の深さがあるんです。何より、見えないものに怯えながらも前に進もうとする人間の姿が、妙に心に残る。一度読み始めたら、夜が怖くなりますよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『さんかく窓の外側は夜』は全何巻?

全10巻で完結済みです。