さよなら群青』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

離島を舞台に、過去に傷を抱えた人々が静かに交錯する。主人公は本土から島へ渡り、そこで出会った人々との日常の中で、それぞれが抱える秘密と向き合っていく。何気ない会話、潮風の匂い、忘れられない記憶。彼らの時間は、ゆっくりと、しかし確実に動き出す……。

佐草あきらの画面には、余白がある。余白とは何も描かれていない空間のことではなく、登場人物たちが言葉にしない感情が宿る場所だ。週刊コミックバンチに連載されたこの作品は、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2013年には映画化もされました。青年誌らしい静謐な空気感の中で、登場人物たちの心の機微を丁寧に描き出す手腕は、同時代の恋愛ドラマ作品とは一線を画している。派手な展開も劇的な告白もない。あるのは、波の音と、人の記憶と、少しずつ変わっていく関係性だけです。

全4巻という長さも絶妙で、物語に必要な分だけの時間が、過不足なく収められています。一度読み終えたあと、もう一度最初のページを開きたくなる作品です。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。

この一行だけで、どれほどの作品か分かる人には分かるんです。でも、賞がすごいから読んでほしいんじゃない。この作品には、誰かの過去に触れたとき、胸が締めつけられるあの感覚が、ページの隅々まで息づいているんです。

「さよなら群青」は、過去に秘密を抱えた人間たちの物語なんですが、ここで描かれるのは派手な告白シーンでも劇的な展開でもなくて、誰かの横顔をふと見たときに感じる「ああ、この人は何かを隠している」っていう、あの空気なんです。恋愛漫画というジャンルに収まりきらない、人と人が触れ合うときの痛みと温度が、佐草あきらさんの筆致で静かに、でも確実に伝わってくる。

週刊コミックバンチで2010年から2011年まで連載された全4巻の作品です。映画化もアニメ化もされて、海外の映画祭でも上映されているんですが、原作には原作だけが持つ「間」があるんですよ。コマとコマの余白に、言葉にならない感情が溜まっていく感じ。

青春って、過ぎ去ってから初めて「あれが青春だった」って気づくものじゃないですか。この作品は、その気づきを4冊に凝縮してくれているんです。読み終えたあと、自分の中にある「群青」に、そっと手を伸ばしたくなります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『さよなら群青』は全何巻?

全4巻で完結済みです。