ささやくように恋を唄う』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

音楽と日常が交差する学園で、少女たちの関係が静かに変わり始める。憧れと恋愛感情の境界が曖昧なまま、彼女たちは青春の只中で揺れ動く。バンド活動を通じて紡がれる物語は、感情の機微を丁寧に掬い取りながら進んでいく——。

竹嶋えくは『私の百合はお仕事です!』で百合ジャンルに確かな足跡を残した作家だ。本作『ささやくように恋を唄う』は「Comic百合姫」で2019年から連載中で、既刊11巻を数える。次にくるマンガ大賞で第18位にランクインし、2024年にはアニメ化と舞台化が実現した。この作品が評価されているのは、単なる恋愛描写にとどまらず、「憧れ」という感情を恋と誤認する過程を丁寧に描き分けているからです。音楽バンドという要素が物語に深みを与え、演奏シーンが感情の揺らぎと重なることで、キャラクターの内面が立体的に浮かび上がる。スライス・オブ・ライフの手法を用いながらも、ドラマとしての緊張感を維持している点が巧みだ。

百合ジャンルに新しい風を吹き込んだ本作は、台湾でも翻訳出版され、舞台化まで果たしています。感情の綾を読み解く楽しみを求める読者に、ぜひ手に取ってほしい一作です。

まだ読んでいないあなたへ

既刊11巻。

2024年にアニメ化され、舞台にもなった作品なんです。

「憧れ」と「恋」の違いって、自分では気づかないものなんですよね。バンドで音楽を奏でる彼女たちを見ていると、その境界線がどれほど曖昧で、でもどれほど決定的か、胸が詰まるほど伝わってくるんです。誰かに憧れている気持ちが、気づかないうちに別の感情に変わっていく。その瞬間を見逃さないでください。

竹嶋えくが描くのは、派手な告白シーンでも劇的な三角関係でもありません。放課後の音楽室で交わされる何気ない会話、ライブ前の緊張、ふとした瞬間の視線の交錯。そういう「ささやき」のような繊細な瞬間の積み重ねが、いつの間にか読者の心をぎゅっと掴んで離さなくなるんです。

学園生活と音楽という青春のど真ん中を舞台に、少女たちが自分の気持ちに向き合っていく姿が丁寧に描かれています。彼女たちが奏でる音楽が聞こえてくるような、そんな臨場感があるんですよ。

『次にくるマンガ大賞』で18位に選ばれ、台湾でも翻訳出版されているこの作品。百合ジャンルに馴染みがない人にこそ、読んでほしいんです。特別なことは何も起きない。でも、その「何も起きない日常」の中に、確かに恋は生まれるんだって教えてくれます。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ささやくように恋を唄う』は全何巻?

現在11巻まで刊行中です。