『この音とまれ!』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
廃部寸前の時瀬高校箏曲部に、不良として恐れられる久遠愛が入部する。部員はたった一人、そこへ箏の天才少女・鳳月さとわが加わり、部の再建が始まる。誤解され続けた愛の素顔、家族を亡くしたさとわの葛藤。それぞれに傷を抱えた高校生たちが、箏の音色を通じて少しずつ結びついていく……。
ジャンプSQで2012年から連載が続く本作は、箏曲という題材を選んだ時点ですでに挑戦的です。馴染みの薄い楽器を扱いながら、音楽マンガとして成立させるのは容易ではない。しかしアミューは、箏の魅力を「音」そのものではなく、それを奏でる人間たちの関係性と成長の物語として描くことで、この難題を乗り越えました。第72回文化庁芸術祭賞や第32回日本ゴールドディスク大賞など、音楽関連の賞を受賞している点も、作品が単なる創作として評価されたのではなく、邦楽界からも認められた証です。キャラクターの心情描写に重きを置いた構成は、少年誌的な熱さと少女マンガ的な繊細さを両立させています。
既刊33巻、アニメ化・舞台化も果たした本作は、今なお連載中です。音楽マンガの新たな可能性を示した一作として、未読ならば今が読み始め時です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊33巻。
廃部寸前の箏曲部に、不良と呼ばれる少年と、天才と呼ばれる少女が集まったんです。琴なんて触ったこともない。だけど彼らは、たった一つの音に人生を賭け始める。
この作品、第72回文化庁芸術祭賞を受賞してるんですよ。漫画が、です。それだけ「音」への向き合い方が本物なんです。指先から生まれる音色を、どう紙の上で表現するのか。読んでいると、本当に聴こえてくるような錯覚に陥ります。ページをめくる手が震えるほど、演奏シーンの熱量が凄まじい。
でもこれ、音楽漫画である前に、人間の物語なんです。誤解されて生きてきた者、大切な人を失った者、才能に縛られてきた者。それぞれが抱える傷を、5本の指で13本の弦を弾くことでしか伝えられない感情がある。だから彼らの音は、技術じゃなくて魂で響くんです。
部員同士の関係も、綺麗事じゃない。ぶつかって、傷つけ合って、それでも一緒に音を重ねようとする。その不器用さが、たまらなく人間臭くて、目が離せなくなるんです。
ジャンプSQで連載中。アニメ化もされて、海外でも読まれている作品です。琴の音が聴こえてくる漫画、読んでみてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『この音とまれ!』は全何巻?
現在33巻まで刊行中です。