『こどものじかん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
小学3年生の九重りんは、新任教師の青木大介に恋をしている。だが彼女の"好意"は、子どもらしい純真さとは裏腹に、驚くほど直接的で大胆だ。教室で、放課後で、りんは臆面もなく青木に迫り続ける。困惑する青木。複雑な家庭環境を抱えるりんとクラスメイトたち。教師と生徒という絶対的な一線を前に、彼らの日常は予測不可能な方向へ……。
私屋カヲルが「Comic High!」誌上で描いた本作は、タブーを正面から扱いながら、単なる刺激に留まらない奥行きを持つ。小学生の少女が教師に恋をする——この設定だけで拒絶反応を示す読者もいるだろう。しかし作品が描くのは、大人の想定する「子ども像」から逸脱した、早熟な子どもたちのリアルだ。りんの挑発的な言動の裏には、母親の不在と保護者である叔母との関係がある。青木もまた、教師としての責任と、目の前の子どもが抱える問題への無力感の間で揺れ動く。コメディとドラマ、日常と非日常が交錯する中で、本作は「守るべき境界線」と「救うべき現実」の狭間を問い続ける。2007年にアニメ化、2008年には実写映画化され、国内外で賛否両論を巻き起こしたのも、この作品が持つ危うさと誠実さの両面があればこそだ。
既刊13巻。踏み込むには覚悟が要るが、その先には安易な答えのない、複雑な人間関係が待っています。
まだ読んでいないあなたへ
既刊13巻。
アニメ化も実写映画化もされて、海外でも議論を呼んだ問題作です。
小学生と教師。この設定だけで身構える人がいるのは分かります。でもこの作品が13巻続き、複数のメディア展開を果たしたのには理由があるんです。私屋カヲルが描いたのは、単純な禁断の恋なんかじゃない。もっと複雑で、もっと痛くて、もっと人間的な何かなんですよ。
子どもだからって、感情が単純なわけじゃない。大人だからって、全部分かってるわけでもない。家庭の事情を抱えた子どもたちと、教師として何ができるのか迷い続ける眼鏡の新米教師。この距離感の中で描かれるのは、綺麗事では済まない人間関係の機微です。
コメディとドラマが交錯しながら、登場人物たちは本当に大切なものを探していく。笑える場面もあれば、胸が締めつけられる瞬間もある。一部の国で規制対象になったのは事実ですが、だからこそ作者が何を伝えたかったのか、自分の目で確かめてほしいんです。
2005年から連載されたこの作品、今読んでも色褪せない問いかけがそこにあります。
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よくある質問
『こどものじかん』は全何巻?
全13巻で完結済みです。