『こいいじ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
銭湯を営む家に育った双子の姉・湖都と、幼なじみの壱。湖都は物心ついたときから壱を愛していた。だが壱が好きなのは、妹の琴子だった。誰もが気づいている片思い。それでも湖都は、壱のそばにいることを選ぶ。届かぬ想いを抱えて日々を重ねる……。
志村貴子が描くのは、甘い恋物語ではない。叶わぬ恋に焦がれる女性の、息苦しいまでに切実な時間である。湖都は壱を諦めようとしない。諦められない。その執着は美しくもあり、痛々しくもある。家族や銭湯という生活の場を背景に、登場人物たちの感情が交錯する様子を、志村は丹念に掬い上げる。恋愛漫画でありながら、家族の機微や日常の手触りまでをも描き込んだ本作は、2009年に第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。
片思いの先に何があるのか。読めばわかります。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。
幼なじみへの片思いって、こんなにも痛くて、こんなにも尊いものだったんですね。志村貴子『こいいじ』は、銭湯の娘・こいちゃんが、ずっと隣にいた幼なじみに恋をしてしまう話なんです。でもこれ、ただの恋愛漫画じゃないんですよ。
恋って、始まった瞬間に何かが終わるんです。「友達のままでいられたら」って思う気持ちと、「でも好き」っていう感情が、ページをめくるたびに胸を締めつけてくる。こいちゃんの視線の先、言葉にできない表情、何気ない日常の一コマ一コマが、読んでるこっちの心臓を掴んで離さないんです。
家族が営む銭湯という場所も、この物語には欠かせません。古い建物の匂い、常連客たちの日常、湯気の向こうに見える人の温もり。そんな確かな生活の手触りの中で、こいちゃんは大人になっていくんです。
志村貴子さんの絵は、繊細で優しくて、でも容赦なく人の弱さを描き出します。セリフじゃない部分で語られる感情の量が、とんでもないんですよ。
既刊10巻。映画化もされた本作を、まだ読んでない人生は少しもったいない。夜中に一気読みして、朝方に泣いてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『こいいじ』は全何巻?
全10巻で完結済みです。