『くおんの森』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
読書と謎が交錯する、ある町の物語。主人公が足を踏み入れたのは、奇妙な図書館を中心に成り立つ不思議な世界。そこでは本が単なる本ではない。ページをめくるたびに町の秘密が顔を覗かせ、読むことそのものが謎を解く鍵となる。登場人物たちは本を介して何かを探し、何かから逃れようとしている……。
つりまきのどかは、徳間書店の「Comic Ryu」で本作を発表し、第1回Comic Ryu漫画大賞を受賞した。青年誌らしい落ち着いた筆致でありながら、ファンタジーの幻想性とミステリーの論理性を両立させる手腕が光ります。読書行為そのものをモチーフに据えた作品は少なくないが、本作は「本を読むこと」を謎解きの構造そのものに組み込んでいる点が独特です。コメディ要素も適度に配置され、重くなりすぎない絶妙なバランスを保っている。町という閉じた空間で展開される超自然的な出来事は、日常と非日常の境界を曖昧にし、読者を不思議な浮遊感の中へ誘います。
既刊6巻。本と謎が好きなら、この森に迷い込む価値があります。
まだ読んでいないあなたへ
既刊6巻、打ち切りじゃないんです。
不思議な町で営まれる古本屋を舞台に、本にまつわる謎と人々の物語が静かに、でも確実に心に沁みていく作品なんですよ。一見すると穏やかなファンタジーに見えるんですが、読み進めるほどに「この町、何かおかしい」という違和感が積み重なっていく。その感覚がたまらなく心地いいんです。
つりまきのどか先生が描く世界は、どこか懐かしくて、でも現実のどこにも存在しない。登場人物たちが手に取る本、交わす会話、ふとした仕草の一つひとつに意味が隠されていて、読み返すたびに「ああ、ここにも伏線が」と気づかされるんです。謎解きの快感と、人間ドラマの温かさが絶妙に溶け合っている。
Comic Ryu連載で第1回漫画大賞を受賞した理由が、読めば分かります。派手な展開で釣るんじゃなく、丁寧に紡がれた言葉と絵で読者を物語の奥へ奥へと誘い込んでいく。気づいたら、この町の住人になっている自分がいるんです。
6巻という巻数も絶妙で、一気読みできるのに読後の余韻は果てしなく長い。本が好きな人、謎が好きな人、そして何より「読み応えのある漫画」を求めている人に、心からお薦めします。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『くおんの森』は全何巻?
全6巻で完結済みです。