きみを死なせないための物語』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

宇宙を舞台に、ある契約を交わした者たちの運命を描く物語。長寿という祝福が、時に残酷な代償を伴うことを知った人々は、それでも誰かと出会い、繋がることを選ぶ。その選択の先に待つものは希望か、それとも……。

GINトリコは秋田書店「Mystery Bonita」という少女誌で、SFというジャンルに真正面から挑んだ作家です。本作は2010年から2014年まで連載され、第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しました。少女漫画の枠組みで宇宙と長寿というモチーフを扱いながら、人間関係の機微を丁寧に掬い上げる手腕は見事です。契約という設定を軸に、出会いと別れが繰り返される構成は、読者に深い余韻を残します。台湾や韓国など、アジア圏でも翻訳版が好調な売上を記録しているのは、この作品が持つ普遍的なテーマ性の証左でしょう。

既刊9巻で描かれる、誰かを死なせないための選択の物語。その重さと優しさを、ぜひ味わってください。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。

この賞が何を意味するか分かりますか。審査員が「これは残さなければいけない」と判断した作品だけが選ばれるんです。『きみを死なせないための物語』は、2010年から2014年まで少女誌で連載されながら、そこに選ばれた作品なんです。

タイトルを見てください。「きみを死なせないための」ですよ。誰かの命を守るために存在する物語。でもこれ、ジャンルにSFとファンタジーと悲劇が同時に入ってるんです。つまり普通の「守る」じゃない。宇宙規模の何かが絡んでいて、契約というシステムが存在していて、しかも長寿がテーマに入っている。

想像してみてください。大切な人を失わないために結んだ何かが、時間の流れそのものを狂わせてしまったら。あるいは、誰かの命を延ばすために、別の誰かが永遠に近い時を生きなければいけなくなったら。

GINトリコという作家は、読者を安心させるために描かない人なんです。独特の世界観で、人間関係の最も痛い部分に手を突っ込んでくる。出会いがあって、契約があって、それが宇宙という途方もないスケールで動き出す。既刊9巻、この長さで文化庁が認めた理由が、読めば分かります。

台湾や韓国でも売れているのは、この痛みが言語を超えるからなんですよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『きみを死なせないための物語』は全何巻?

全9巻で完結済みです。