きみに恋する殺人鬼』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

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このシリーズは完結済みです

この作品について

恋愛と殺人という、本来交わるはずのない二つの感情が、ひとりの人間の内側で絡み合ったとき、何が起きるのか。AKIYAMA Enmaが描く本作は、タイトルの通り、殺人鬼の視点から展開される異形のラブストーリーだ。主人公は「誰か」に恋をする。だが彼は同時に、人を殺さずにはいられない。愛と暴力、共存しえない衝動が同居する精神の内側を、作者は冷徹なタッチで抉り出していく……。

AKIYAMA Enmaといえば、ホラーと心理描写に定評のある作家である。本作もまた、サイコスリラーとしての緊張感を保ちながら、恋愛という極めて私的な感情の揺らぎを丁寧に拾い上げていく手腕が光る。単なる猟奇ものではない。愛することと傷つけること、その境界線が曖昧になっていく過程を、読者は息を詰めて追うことになるだろう。『マンガワン』掲載作らしい大胆な設定ながら、心理の襞を繊細に描く筆致は、第1回マンガワン新人賞佳作受賞も納得の完成度です。

既刊5巻。英語・フランス語圏でも翻訳され、海外のホラーマンガファンからも熱視線を浴びる本作。人間関係の歪み、愛と裏切りの連鎖が行き着く先を、ぜひその目で確かめてください。

まだ読んでいないあなたへ

既刊5巻。

「きみを殺したい」と思う相手を、同時に「愛してしまう」人間の業を描いたら、どんな物語になるのか。この作品、タイトルだけ見ると単なる猟奇ものに思えるかもしれませんが、開いた瞬間に分かります。これは人間の感情の最も複雑で醜悪で、それでいて美しい部分を容赦なく抉り出す作品なんです。

AKIYAMA Enmaが描くのは、愛と憎しみが表裏一体になった瞬間の人間の顔。誰かを深く想うほど、その人に傷つけられたときの憎悪も深くなる。そのとき心の中で何が起きているのか。この作者は心理描写でそれを解像度高く見せてくれるんです。ページをめくる手が震えます。

ホラーという枠に収まりきらない。むしろ人間関係の暗部を、極限まで煮詰めて突きつけてくる青年マンガです。愛と裏切りが絡み合う展開は、読んでいて息が詰まるほど緊張感がある。でも目が離せないんですよ。

第1回マンガワン新人賞で佳作を受賞し、海外でも英語やフランス語に翻訳されているのは、この作品が持つ普遍的な怖さが国境を越えたからでしょう。人間の心の闇は、どこの国でも同じなんです。

「人を愛するって、こんなにも恐ろしいことだったのか」と気づかされる5巻。安全な場所で読むことをお勧めします。

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よくある質問

『きみに恋する殺人鬼』は全何巻?

全5巻で完結済みです。