『かわいすぎる人よ!』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
28歳のフリーター・川井卯乃は、人付き合いが苦手で自己肯定感も低い。そんな彼女が久々に実家に帰ると、父も母も兄も、みんな卯乃のことを「かわいい」と言って褒めてくる。家族の無条件の肯定に戸惑いながらも、少しずつ心がほどけていく——。
綿野マイコがHartaで連載中の本作は、第18回マンガ大賞を受賞した注目作だ。スライス・オブ・ライフというジャンルは、ともすれば緩さだけが先行しがちだが、ここには確かな主題がある。家族の何気ないやり取りの中に、自己肯定感を持てない現代人の姿を丁寧に映し出す。卯乃が抱える「自分には価値がない」という感覚は、多くの読者に覚えがあるはずです。それを否定するのではなく、家族という最小の共同体から少しずつ肯定されていく過程が、押しつけがましくなく描かれている点が秀逸だ。
既刊4巻。誰かに「かわいい」と言われることの力を、あなたも受け取ってください。
まだ読んでいないあなたへ
マンガ大賞受賞作。
既刊4巻。
私たちの多くは、自分のことを「かわいくない」と思いながら生きているんです。そんな人に手渡したいのがこの作品なんですよ。
主人公は、自分のことを「かわいくない」と信じ込んでいる人。でも周りの人たちは、その人のことを「かわいい」と思っている。この認識のズレが、読んでいるうちに胸に迫ってくるんです。自己否定と他者からの肯定が交差する瞬間を、綿野マイコは恐ろしいほど繊細に描き出します。
この作品が凄いのは、誰かを変えようとしないところなんです。無理に前向きにさせたり、自信を持たせようとしたりしない。ただ、そこにいる人を見つめ続ける。その静かな眼差しが、読者の中に何かを溶かしていくんですよ。
Hartaに連載中の本作は、派手な展開があるわけじゃありません。でも、ページをめくるたびに「ああ、わかる」と心が震える瞬間がある。自分を認められない痛みも、誰かを大切に思う気持ちも、日常の小さな幸せも、すべてが愛おしく映るんです。
自分のことを好きになれない夜に、そっと開いてほしい作品です。
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よくある質問
『かわいすぎる人よ!』は全何巻?
現在4巻まで刊行中です。