おはよう、いばら姫』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

他人には見えない幽霊が見える少年と、裕福な家庭に生まれながら親に放棄された少女。二人は奇妙な出会いを果たす。少女に憑依していた霊との対峙をきっかけに、少年は彼女の家で家政夫として働くことになる。裕福な屋敷での日常、見えないものを見る力、そして初めて触れる恋の予感——。超自然的な設定の中で描かれるのは、不器用なまでに真っ直ぐな二人の距離が縮まる過程だった。

森野萌が「デザート」誌上で描いた本作は、第35回講談社漫画賞少女部門を受賞した作品です。幽霊という非日常的な要素を導入しながら、少女漫画の王道である「男性主人公が先に恋に落ちる」展開を丁寧に積み重ねていく。働き者の主人公が裕福な少女の生活圏に入り込むという構図は、階層差を前面に出すのではなく、むしろ二人の内面的な距離を測る物差しとして機能する。心理描写に重きを置いたスライス・オブ・ライフの手法が、超自然設定と違和感なく溶け合っているのが本作の強みでしょう。

既刊6巻。憑依や幽霊といったモチーフに惹かれる読者はもちろん、じっくりと心の機微を追いたい層にこそ手に取ってほしい一作です。

まだ読んでいないあなたへ

講談社漫画賞受賞。

幽霊が見える高校生の男の子が、ある日、大金持ちのお嬢様に憑いた幽霊を払ってあげたことから、彼女の家で住み込みで働くことになるんです。親に捨てられて一人で生きてきた彼と、お金はあっても家族の愛に飢えている彼女。真逆の境遇のはずなのに、二人とも同じ「孤独」を抱えているんですよ。

この作品、ただのラブコメじゃないんです。幽霊という設定を使いながら、人の心の奥底にある「見えない傷」を丁寧に描いていく。主人公の少年は最初から彼女に惹かれているのに、当の本人は自分が誰かを好きになっていいのかすら分からない。そんな不器用な二人が、少しずつ、本当に少しずつ心の距離を縮めていく過程が、胸を締め付けるんです。

森野萌さんの絵は柔らかくて繊細で、登場人物たちの表情一つ一つに感情が宿っている。セリフじゃなくて、目の奥や指先の震えで「ああ、この子は今こんなに苦しいんだ」って伝わってくる。

既刊6巻。デザートで連載されていた作品です。タイトルの意味が分かったとき、きっとあなたは泣いてしまう。恋と孤独と、人を想うことの尊さを知りたい人に、心から薦めたい一作なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『おはよう、いばら姫』は全何巻?

全6巻で完結済みです。