『おとめ妖怪ざくろ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
文明開化の明治時代。人間と妖怪が共存する世界で、妖怪と人間の融和を図る「妖人省」が設立された。その任務に就いたのは、半妖の少女・ざくろたち女性隊士と、人間の若き陸軍少尉たち。異種族のペアが組まされ、事件に挑む彼らの日々が始まる……。
星野リリィによる本作は、Comic Birz誌上で2006年から連載され、2010年にJ.C.STAFFによるアニメ化も果たした青年向け作品である。第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞したことからも、その評価の高さがわかるだろう。明治という西洋化と伝統の狭間の時代に、妖怪という非日常を持ち込んだ設定は巧みだ。ざくろをはじめとする女性陣は、ただの添え物ではなく戦闘でも主導権を握る強さを持つ。一方で人間側の男性陣との関係は、職務上のバディものとロマンスの要素が絶妙に絡み合っている。アクション、コメディ、歴史ロマンスを一つの舞台で成立させる構成力は確かです。
既刊11巻、連載は現在も継続中。明治と妖怪という組み合わせに惹かれるなら、見逃せない一作でしょう。
まだ読んでいないあなたへ
文明開化の明治、人と妖怪が共存する世界。
これだけで胸が高鳴りませんか。
ヒロインのざくろは、妖怪の血を引く少女でありながら、新政府の「妖人省」で人間と組んで事件を解決する任務に就くんです。ツンとした態度の奥に、誰にも言えない痛みを抱えて。相棒となるのは西洋帰りの美形軍人。価値観も育ちも何もかも違う二人が、最初はぶつかり合いながら、やがて互いの存在が欠かせないものになっていく過程が、本当に丁寧で切ないんですよ。
戦闘シーンは華麗で迫力満点。けれど、この作品の真骨頂は「距離の縮まり方」なんです。任務をこなすうちに、ざくろの強がりが少しずつ解けていく。彼女が初めて心を開く瞬間、読んでいるこちらの胸まで熱くなります。
そして何より、妖怪という異質な存在と人間が手を取り合う物語が、差別や偏見といった普遍的なテーマを静かに問いかけてくるんです。ファンタジーの皮をかぶった、人間ドラマとしての厚みがある。
2010年にアニメ化され、文化庁メディア芸術祭新人賞も受賞した実力作。既刊11巻、まだ続いています。明治という時代の空気と、心の機微を同時に味わえる贅沢を、ぜひ体験してください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『おとめ妖怪ざくろ』は全何巻?
現在11巻まで刊行中です。